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2015年3月20日金曜日

【語学の違い】アフリカの奇跡と呼ばれる集団

ちょっと固い話。

アフリカの奇跡と呼ばれる小国「ルワンダ」


内陸国がゆえに何を輸入しても輸送代や関税でとっても高くなっちゃう。
輸出をしようと思っても陸路から海路まで時間がかかっちゃう。
小国であるために資源があまり無い、また入り組んだ「千の丘」に覆われて
なかなか平地で農業できる箇所が少ないため作物も取れず、自給率も高くない。
内需こそあれ、1994年の虐殺以降で産業がまだまだ育ってないこともあり
街では輸入品ばかりが溢れている。

            (お酒やファンタ類はほぼ全部輸入)

そんな小国ルワンダがなぜ2000年以降約3倍もGDPを底上げしているのか。

様々な人がそんなところに興味を持って「ルワンダに行こう!」って
思うんじゃないかな。自分はそうだったから。
どうやったらこんなスピードで、虐殺の歴史を乗り越えて成長したのか、
そんな場所でビジネスしたらどんなことが起こるんだろう。

その一つの可能性として見えてきたものがある。
それはルワンダ人の頭の良さ・そしてコミュニケーション能力なんじゃないかと。

話が固くなっちゃったので簡単に今日伝えたいこと:
ルワンダ人は語学に関してのセンスが半端なく良い!

         (ホームステイ先のこんなかわいい子供たちもペラペラ)

<ルワンダ人の語学レベル表>

1.キニアルワンダ語(現地語)→当然ネイティブ
2.フランス語(前公用語)→基本ネイティブ
3.英語(現公用語)→みんなビジネスレベル
4.スワヒリ語(近隣諸国公用語)→みんな日常会話レベル

<日本人の語学レベル表>

1.日本語(母国語)→当然ネイティブ
2.英語(第1外国語)→日常会話すら危ういこと多し
3.第2外国語→基本あまり喋らない

何でしょう、この語学だけでもスキルが違う感。

日本は終戦後にここまで欧米文化を取り入れて先進国に仲間入りしたのに、
なぜこうまで語学レベルでは劣ってしまっているのか。

もちろんそこには習う必要がなかった理由がたくさんあります。
海に囲まれて外人が少ない環境・独自の文化が強くナショナリズムが残った・
教育制度が十分整備されなかった・グローバル化に遅れた・技術屋だった・・


というわけで、アフリカの小国ルワンダ人と喋る時は、
現地で1ヶ月半勉強した片言のキニアルワンダ語(日本で勉強する必要なし!)
と英語とほんのちょっとのスワヒリ語を武器に常に会話を成り立たせています。
普通に考えるとメチャクチャなことです。

「Mwara mutse, amakuru? Nitwa Hiro, witwa nde? Ndishimye guhura nawe!
    Ukora iki?(キニアルワンダ語) Oh, saws sawa!(スワヒリ語)
    I will stay here in Huye for 2 years! Yego, utuye he? Ahh, ni hafi! I wish to get there. ////」

 (同僚3人との会話。左は20代。真ん中が1番偉い30歳。右がカウンターパート)

なんか凄いことになってますね。ぐちゃぐちゃ感が半端ない。

でもちゃんと全部的確に回答してくれます。たまにフランス語で挨拶だけすると、
「おぉぉぉ〜〜〜っ!」ってなります。直後にバァーってフランス語で会話されて、
「フランス語は喋れません!」って言わないといけなくなります。

もはや日本語も通じるんじゃないかな。

彼らは小学校から普通教育でキニアルワンダ語・英語・フランス語をやります。
セカンダリーか大学からスワヒリ語も選択して勉強しているみたいです。
日本は小学校から英語を少しずつやるけどそれだけじゃ全然できなかった・・・


だから僕はルワンダ人の強さをとても尊敬します。
たくさん色々な国に占領されて公用語も変わり、
大変な歴史の中で苦しんで育んできたものを今に活かそうと
努力している彼らを見ていると、自分もちっぽけなことで悩んでいないで
もっともっと頑張れるよね!!って励まされてしまいます。


ルワンダ人のとても気さくに話し掛けるところ(会う度に「どうよ?」って言われる)、
勤勉に仕事をするところ(朝7時から仕事始めてるのは日本より早い!)、
困っていたらすぐに助けてくれるところ(助けを請いて断られたことがない!)、
外人にもそこまで商品の値段を釣り上げて来ないところ(MAX2割増くらい!)が
とっても大好きになってきました。



ここには協力隊として支援を一緒にすることを目的にして来ました。
でも、ありきたりではあるけど、与えるものよりも
与えられるものの方が圧倒的に多いんだな、と最近よく思う。

仕事の仕方や生活のリズムはもちろん「こうした方がいいのに…」
思う場面もあったりするけど、どうしてかそのリズムがとても自分に合ってきた。
新しいやり方ってあるんだなって。良い兆候だ!いつまで続くか分からないけどね^^

どんなルワンダ人の意識の違いがあるのか、そんなことをいつも考えて
日々学んで取り入れて少しでも肥やしにしていこうっと!


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