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2016年2月28日日曜日

コーヒーの資格って知ってる!?

お久しぶりです。
なんか最近ハンドクラフトのことばかりであまりコーヒーの仕事ができていなかったので少しだけ頑張ってみましたというご報告w


この1週間、コーヒーのカッピングの資格を受けておりました。正式にはQ-grader trainingと言います。"Q-grader"とはコーヒーのカッピングができる証明となる世界基準の資格です。実は現在の時点でルワンダにも16名しかいない結構難しい資格です。これを、超絶ド素人の僕が受けにいったのですから貴重な体験なわけです。日本で言えば、勉強したことないのに司法試験受けるみたいなもんです。要はアホなんですがwでも2年に1回しかルワンダでは開催されないということで、この機会を利用して受けました。この1年間の成果を見せたる!!!

●目的:
①自らのコーヒー知識向上による適切なアドバイスを可能にする
②資格を取ることによる説得力の向上

●日程:
2月22日(月)〜27日(土)の6日間。研修3日、テスト3日。
めちゃくちゃ積み込み教育すぎて頭が何回もパンクしました。。

●場所:
スターバックス ファーマーズサポートセンター@首都キガリ

●資格内容:
全22個のテストを全て突破することが資格獲得の条件。(←めっちゃ多い。難しい)
1個でも落とすと世界のどこかで再試です。22個のテスト内容は、

<カッピング4つ(アジア豆・アフリカ豆・ナチュラル加工・ウォッシュド加工)>
<トライアンギュレーション(3つのうち1つ違うコーヒー、っていうセットを何回も当て続ける!!)> ※視覚で判断できないよう暗闇で行なわれます。
<嗅覚試験(36もの匂いを嗅いだだけで当てる!!)>
※甘味に9種類もあったら何がなんだか分かりません!!泣
<味覚試験(甘味・酸味・塩味のミックスされた水から濃さや味を全て見分ける!!)>
※薄〜い甘味とか、塩味とか、本当難しい。ほぼ水!
<生豆のグレーディング(緑豆の善し悪しを判断する!)>
<ロースト豆のグレーディング(ローストした豆の善し悪しと味の評価をする!)>
<学術試験(コーヒーに関する100問!!)>

とはいえ、カッピングなんかド素人もいいところ。一緒に研修を受けていたのは8名。ブルンジで会社を起業して国際品評会で1位を取った会社のポルトガル人社長、ルワンダの大コーヒー企業の愛息子インド人、現在カッパーとして働いているルワンダ人、15年コーヒー業界で働くブルンジ人。蒼々たるメンバーであります。ハナから勝負は見えているぜ〜><信頼できるのは自分の味覚と嗅覚のみ!果たしてそのだひろはこの難関をクリアできたのか!!??


カッピング。フォーマットに頑張って書く。全然感覚が研ぎ澄まされないが・・・泣。



結論:落第!!!泣。。。(22個中20個合格。2個落とす。。)
#6の行でございます。100点もあったのに・・・泣。いやぁ〜〜、慣れていないからかやはりダメでした。。。

ただ、参加者全員落ちましたっwwwということは結構頑張って方だということ!また違うタイミングでウガンダとかで受けたいと思います。次は、今回受かったものは受けなくていいので、2個に集中して頑張らんと!!!!^^


ぜひどなたか興味ある方は受けてみて下さい!!!または個別に連絡ください!!!日本では30万円くらいしますがwww

2016年2月24日水曜日

【祝100回】ファッションショーデビューしました‼︎

おめでとうございます‼︎

このブログもこれで記念すべき100回目の更新となりました‼︎*\(^o^)/*パチパチ。

ということで、記念すべき100回目にふさわしく、そのだひろファッションショーデビューを含めたアートフェスの全貌を明らかにしていきましょう!in Kigali Arts Festival。(自己満足ブログになってしまいましたので、厳しい人はストップしてください笑)
前回のブログで書いた通りの目的とプラン、そしてたくさんの課題とともに開催されたKigali Arts Festival。

アートフェスのオーガナイザーとしてはやはりバシッと決めていかないとダメでしょということで、こんなスタイルで会場入り。
あ、下はチテンゲという伝統布のパンツなんですが、自撮りなんか全然ないので上半身だけ。

①体験型伝統クラフトコーナー
こんな感じでそれぞれの作り方ラミネートを大きく置いて。
バナナの皮クラフト。
アガセチェ(置物)とバスケット。
バナナペーパーカード作り。
イミゴンゴ(伝統画)
セリグラフィ(プリントスクリーンという版画のような技法)。
アフリカンイヤリング。

などの6つのコースを、体験させることによる楽しさと理解促進で実施。正直言って全然目標通りに人が入らなかったけど、やった人の満足度は非常に高かったのでコンテンツは良かったという結果になりました。課題はやらせ方やルワンダ人の教育などたっくさん山盛りですが。。

何回か通って一緒にやっていこうと決めたほぼ地方出身の伝統職人達(一部デザイナー)と一緒にパシャり♪( ´▽`)みんな、ホテルも初めてだし、顧客と接するのも初めてで緊張すごーくしてたけど、終わった時のホッとした明るい表情には満足感が見えてとても嬉しかったな(^^)彼らにとっては地方でやってる時の1年分くらいのお金が1日で入るという、素敵な日になってました。(そもそもが生活レベルがだいぶ低いのです)

②ハンドクラフトエキスポ
伝統工芸はデザイナーによるアートが入ることで、こうも大きく変わるんだということが伝えたかったブースです。なので合計32社を呼び込み、最先端のものから最後尾のものも少し呼んで、違いを共有して頑張ってもらえるようなプラットフォームにしました。
伝統工芸をオシャレにデザインするお店をたくさん集めました*\(^o^)/*
ここはアフリカ全体でも賞を貰うほどのデザイナーブランド。
ターゲットとしていた外人が多く集まってくれました。
カラフルな伝統バスケット。見よこの種類を!
我々JICAも新製品テストとデコレーションによる売れ行き調査のために出店‼︎イミゴンゴクッキーというなんともかわいい商品がバカ売れしたのでした(^◇^)
韓国大使館次席も来たり。
日本大使館の方々もお子さん連れて来てくれました*\(^o^)/*皆さん本当にありがとうございました。

③ハンドクラフトコンペ
若手アーティスト発掘を目的としたコンペでしたが、主旨が全然理解されなかったのか、ルワンダ人が勝手にはじめて勝手に終わらせてしまいました。。笑
頑張って描いてくれたので、ファッションショーで表彰してあげました。

④ファッションショー
若手モデルやデザイナーを起用して触発する目的のこのイベント。冒頭のそのだひろデビューとは、モデルとしてではなく、オーガナイザーとして、ということですね〜。お粗末なショーになったかもしれませんが。。。
会場はこんな感じで。

まぁこんな感じで100着くらいが出ました。どうでしょー。

⑤ルワンダダンス
同じ場所で、やはりダンスも文化なのでしっかり見せたいのと、子供を使いたかったわけです。

⑥ミュージックライブ
ルワンダぽい、アフリカっぽい音楽を感じてもらいたくて入れてました。直前にドタバタがあったり、サウンドプロブレムがあったり大変でしたがすごく盛り上がりました*\(^o^)/*
元隊員の鈴木さんのバンドに協力してもらったり。
ルワンダで知名度の高いレゲーバンドに演奏してもらったり。


そんなこんなでやり切りました!!結果と反省は只今絶賛集計中ですが簡単に言うと、

⚫︎メインでやっていたハンドクラフトは大幅収入でホクホク(参加してくれた会社の人達が、ということです)
⚫︎任せていたファッションショー・ダンス・音楽の部はあまり触れ込みもできず収益伸びず

という結果でした。課題はたっくさんあって、大変なことになっています笑。また今度書きますそれは。

でも本当に何百人の人に協力してもらえてできたフェスなので本当に感謝してもしきれません。
一緒になってやってくれた1おみやげ屋さんの彼は、一緒にやって死にそうになってる時もありましたが、よく付いてきてくれました。彼のおかげで色んな人に出会えて本当に嬉しかったな。 教え甲斐があり、今後の彼に期待です。

場所を貸してくれたホテル・協賛会社の皆さん・来てくれた友達・ブースを出手伝ってくれた隊員の方・伝統工芸の職人達・ダンサー・モデル・デザイナー・ミュージシャン・DJ・MC・写真家・コミッティメンバー。

全ての人にこんな素敵な出会いができてありがとうと言いたい気持ちです(*^◯^*)またしっかりレビューをして、次の乾季にまた戻ってきますーっ!

2016年2月23日火曜日

【準備編】Kigali Arts Festivalってフェスを首都でやったとです。

皆さんこんにちは。
約10日空いての投稿でご無沙汰しております。それもこれも先週末の大きなアートフェスの成功をさせるために、ドタバタ余裕無い状態で仕込みをしていたからでございます。


なぜこんなフェスをやるのか?理由は2つ。

①生産者側:ハンドクラフトはハンドメイドの割に全然お金にならない産業。だから若手が育たない状況。その儲からない伝統産業をアートとコラボして今風にさせる/体験型などの新しい側面を見せることによる産業活性化を狙う。

②消費者側:ハンドクラフトの知識が無い状態で、なかなかお金を落とさないのが現状。その状況に対して、ストーリーを見せる(手間がかかる工程やこだわりポイント等)ことによる付加価値の創出でお金を落としやすくし、ルワンダ文化への知識を増やすことを狙う。

一言でいうと、スポットライト当たらない地方でハンドクラフトに従事するおばちゃん並びに若手アーティストに、観光客にアピールする場所を提供したいってことでした。そこから頑張れるようになってくれたら、ビジネスやデザイン性の奥深さに気付いてくれたらこの産業はまだまだ良くなると思った訳です。


大きくはこの2つを軸に産業を動かすムーブメントになればと思い、大々的に認知・興味喚起になる戦術を立てました。

●課題
 a)今回が初めてのイベントのため認知・信用が無い
 b)ルワンダ人として初めてのマネジメントに不安を抱える
 c)カネになるイベントに仕上げて今後も継続する必要性がある

●対策
 a)認知を上げるメディア戦略
 b)コンセプトを浸透させるためのコンテンツの整合性を確立
 c)マンツーマンでルワンダ人にコーディネートを教育
 d)コスト・利益計算の徹底と成果の共有

●イベントコンテンツの計画
 ★ハンドクラフトフェスティバル
 a)手間が分かる体験型ハンドクラフト講座の開校
 b)地方で最終顧客を見たことが無い職人の招集
 c)若手アーティストによるルワンダ画のコンテスト
 d)オシャレデザイナーショップ&雑なお土産屋さんの同時招集による技術シェア
 e)子供に伝統業を見てもらえるよう、12歳以下入場料無料
 f)子供をターゲットにした土産物屋の招集(フェイスペイント・おもちゃ屋)
 g)認知上げるためのオリジナルグッズのキャンペーンとグッズ販売


 ★ファッションショー
 a)子供モデルの起用
 b)若手モデルの積極的採用
 c)若手デザイナーの積極的採用
 d)アート全てが体感できるようダンスと音楽をくっつける
 e)伝統ダンスに子供ダンサーを起用
 f)ミュージシャンにルワンダの若手を起用


●イベント認知向上計画
 a)コンセプトをPRするため事前メディアカンファレンスを開く(口コミ)

 b)街の中心へビルボード

 c)ターゲットとなる外国人のいる至る場所へのポスター設置

 d)口コミ大作戦
 e)Websiteの立ち上げとFacebookを通じた話題の拡散

 f)地元外国人用メディア(食べログみたいなやつ)の活用


●ルワンダ人マネジメント
 a)定期ミーティングを開催する

 b)責任逃れできないようになるべく多くの人を絡める



などなど。物事を進める上での準備はもうルワンダ人にやらせるから万端にしないとできないことが多いのです。で、できるはずでした…

それでも本当に理解できないことが多々起こるわけです。。。

①メディアカンファレンスをするのに、当該ホテルに一言の告知もせず実施
→ホテルぶち切れ、信用無くし、開催1週間前に開催場所がキャンセルされる
→カンファレンス後の場所変更なのでメディアに伝えないといけないが伝えない
→結構な人が、変更前の場所に行く可能性大。。。

②やっとのこと代替ホテル見つけたのに、開催3日前までファッションショースタッフが決まらない
→3日前に担当者が投げ出してきたw何回もしつこく確認してデザイナーもミュージシャンもダンサーもMCもDJも大丈夫だと言っていたのに、まさかの3日前にデザイナー2名しか招集していないことが発覚する
→ブチ切れwそして元協力隊員の方の力をお借りして展開を打開してもらいました。。。

③前日準備時に会場の「ダブルブッキング疑惑」が浮上する
→明日の準備をしていたら、外国人グループが「明日はここ1日中会議だけど何してるの?」と言ってくる。
→「ま・じ・で!!???」となる。人は目が点になるというけれど、本当になるってあんまりないんだけどね。なっちゃうよね、うん、なっちゃうよね。

④何回も体験型ブース担当者達を目で見て確認して何するかを話したいというも、「あいつらは大丈夫、分かってる」の一点張り。
→当日、電話で言っていたことが全く伝わっておらずてんやわんや!
→地方の人たちなので帰ることも時間がかかりすぎてできない中で、その場で色々と対応する

などなど。準備って大変だよね〜〜〜っていう話ですね。
はい、もうね、後ろからいきなりカンチョウされようが前から塩投げかけられようが、あまり動じないくらい物事に無頓着になっていきましたよ、こんなんやってるとねww自分の懐の狭さを感じざるを得ませんでした。。

こうして先週末のイベントは開催を迎えるのでした

写真は体験型ブースのそれぞれの説明ラミネート。
さて、結果はいかに!!??



つづくのでした。