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2015年8月31日月曜日

【仕事事情】同期隊員ワークショップに潜入してみた

ルワンダからこんばんは。
久しぶりに日本食を食べたらあまりの美味しさに、食べ過ぎてお腹を壊してしまうちょっとお茶目なそのだひろです。

最近ルワンダの環境に慣れたのかな〜体調壊すことも赴任以来1回もないし多少無理しても大丈夫な気がしてる。



さて、今回は【同期農業隊員 ジェイ】のワークショップにお邪魔しましたのでその模様をご報告します。

ー農業隊員って何してるの?

ー青年海外協力隊と言えば農業とか井戸を教えてるイメージだよね?

ーやっぱり途上国行ったら農業に目覚める人が多いよね?

ールワンダは農業従事者が国民の80%。そんな国の人たちの農業への関わり方はどんなだろう?

そんな数々の好奇心や疑問に答えるべく書かせて頂きます。

①まずはジェイ隊員のプロフィールから

ー年齢:27歳
ー性別:男の中の男
ー趣味:読書(特に農業はもちろん、平和学や歴史)愛読書は「米の全て」
ー職種:稲作
ー備考:とにかく稲作に熱い。ルワンダ人のためなら自分を犠牲にしてでも尽くすタイプ
ー任地:ガチボ(ルワンダ東部に位置し、首都キガリからバスで2時間)

②彼の活動はと言うと
ー郡庁職員であり
ー稲作組合ファシリテーターであり
ー農業学校非常勤講師である

③最後にイメージを
これぞ男、いや漢って言葉が似合う。


とゆーことで彼の活動にお邪魔してワークショップの手伝いと進め方のノウハウの共有をしてもらいました。

綺麗にされたリビング。
日本のおもてなしの心を持ったジェイが夕飯を作ってくれた。
このかき揚げのボリュームが1人分。なんとも豪華な手作り日本料理にみんながポッとしてしまう。

ん?
懐かしのサトウのご飯‼︎

いや、待て。彼は稲作隊員。なぜだ…彼の中ではサトウのご飯が一番なのか。

そして朝はまた手作りのボルシチ。
ラーメンの器にたっぷりボルシチ。ジェイ曰く、たくさん食べないとたくさん働けない!ということ。

ではワークショップをする農業学校に出掛けましょう。
服もバッチリですね。

ここがその学校。
綺麗ですね〜そして、準備した教材を並べてワークショップのために待ちます。
教室に6個の道具。生徒を6グループに分けて競わせる形式。
扇風機まであります。さて、これは何に使われるのか…?

準備が終わり、さぁ開始!

【今日の授業】
収穫のロスを無くすための仕組みを理解する。千歯扱きや籾殻選別機をルワンダ版にして学生の理解と工夫促進を図ります。

ジェイが紙芝居で目的を説明。
学生に実際にやらせてみて感覚を覚えてもらいます。
選別機を試してみます。ここで扇風機が使われる。実が入った籾と入ってない籾とを重さで分けるために風を使って、すぐに落ちるのが実あり、遠く飛んでいくのが実なしと籾を通します。

こちらは千歯扱き。ゴムパッキンのモップに長い釘を打ち込んでそこへワラを通すと籾だけ取れる仕組み。

コンペ形式で競わせたのでグループ毎に気合が違います。とっても楽しくこの千歯扱きと選別機を作る授業です。
早くできたら賞品がもらえるからみんな必死。
賞品もらって楽しそう♪( ´▽`)
でも賞品もらったらみんな一目散にいなくなる。その残骸がこれ。ジェイの何日もの準備が2時間で消える、なんとも言えない気持ちになる。

以上がレポートです。

サステイナブルにするには知識の移転が必要。その中でも楽しく、面白く、インパクトを持たせていたジェイの活動にはとても学ぶものが多かった。

同期隊員のところに行くのは勉強になるなーと思った週末。
俺も頑張ろう‼︎




★ニュース★
9/27〜10/11まで東京でのコーヒーイベント業務と営業のために日本に一時帰国することになりました。時間のある人、気軽に誘ってください。

2015年8月27日木曜日

【仕事事情】乾季はチャンス、チャンスは乾季

8月は乾季。色んな人がフイエを訪れてくれました。フイエを盛り上げる役目の自分としてはとても嬉しい♪( ´▽`)
こちら右がガイド、真ん中が日本から来てくれたアヤノさん、左が隊員のアスカさん。
フイエではコーヒーのモデルファームを作ってコーヒーツアーをパッケージ化してます。前任者のミーコさんの考案。

まずはコーヒーのできる過程をプランテーションで見る。
コーヒーチェリーがどう作られるかガイドが丁寧に説明。
チェリーを採れたり、豆をローストできたり。
その豆をカッピングできたり。
こんな絶景からコーヒーのプランテーションをみれたり。フイエの伝説を聞けたり。
コーヒーは飲むけど、どんな風に作られてるか、少しでも興味ある方はフイエへどうぞ。私がアテンドします。

楽しんでもらえて嬉しい限り。日本からは東北の学校教師の方々やカッパーの方も来てくれました。

フイエにはたくさんの農家と加工場があります。こちらはコーヒーガイドです。それぞれがパッケージ化して自分のコーヒーが売れるように進めていきます。なかなかパッケージ化するメリットがないのでそこを飲用習慣を付けさせ売り込む販路を拡大し、利益の出る産業に国内であってもしていきます。

以上、フイエコーヒー自慢でした。

そんなフイエコーヒーをもっともっと外国人にもルワンダ人にも飲んでもらうべく、首都の大型スーパーで販促活動を始めました。お店の名前はナクマット(ケニア系スーパー)。
こんな感じの場所を、こんな感じに装飾↓↓
花王の皆さん、ベストプラクティスには程遠いですね。。商品置いてないように見えますが、この後山積みしました。でも色々なトラブルがあって退けられました。。理解できない。


⚫︎目的
①既に卸しているナクマットのフイエコーヒーとコーヒー関連グッズ売上最大化
②フイエコーヒーのカスタマーサービス向上
③消費者のコーヒー飲用習慣の拡大

⚫︎概要
①2店舗同時に2日間コーヒーテイスティング
②フレンチプレスの紹介と推販
③フレーバーコーヒーの紹介




⚫︎日付
8/21.22金土の2日間

⚫︎協力頂いた方々
同期隊員ニモ、後輩隊員サトシ、モモ、アスカ。本当にありがたい‼︎

⚫︎目標
①500人にコーヒーサーブ
②コスト以上の利益向上(約10万フラン→1.5万円)

⚫︎結果: ◯
①374人にサーブ
②追加発注160袋56万フラン分導入(一つ約利益10%なので5.6万の利益)
③フイエコーヒーのナクマットでの棚の拡大に成功
④コーヒーツアー申し込み客7名確保($50×7=$350の利益)
⑤有名ホテルオーナーとの契約締結(月10万フランでコーヒーサプライ)
⑥毎月このプロモーションスペースを使わせてもらえることに

ということでコストの3倍程の利益が結果として出た結果となった!

認知はなかなか伸び悩んだが、売りにつながってホッとした。

沢山の人だかり。みんなフレーバーに興味津々。
もう1店舗はこんな感じ。なかなか販促物が目立ちきれてない⁉︎
頑張って手伝ってくれた後輩隊員。(サトシ、モモちゃん、写真無くてごめん。)
カスタマーサービスのトレーニングも兼ねてるので、こうしたスタッフの経験がどんどんとこれから生きていくだろうなー、と信じてる。

⚫︎反省
①ナクマットがフレンチプレスを入荷してなかった。大事な買わせるチャンスが台無し
②フレーバーの楽しさが伝わりにくかった。見せ方を変えないと。
③販売ポイントが分散。プロモーションスペースでは売れなかったのが問題。ナクマットと交渉必要。
④値段の壁が首都でもまだ高い。豆のトライアルサイズとトライアル価格が必要。利益は出てるので。

うん、学んだことを生かしていこう。

以上、ちゃんとした仕事の話でした*\(^o^)/*首都でのスーパーとのコラボ企画はまだまだ続きます。また、観光省とのコラボによる、マウンテンゴリラセレモニーという観光誘致の一大イベントにもタダで招待されたので、そちらも9/3〜5に働きます。カネになる仕掛け、コーヒーをブランドとして育成していく戦略はまだまだですが引き続き体力で頑張るっ!
彼がいつも仕事一緒のデイビッド。


コーヒーの農家への研修をしてもっと品質をあげるトレーニングをするプランも立てています。10月末から実施する予定ですが、なかなか苦しんでいます。皆様、ぜひご支援・応援してくださいませー★

2015年8月22日土曜日

【文化の違い】ルワンダ式音楽祭

さて、結婚式の次は音楽祭がありました。アメリカで言う「アメリカンドリーム」、日本で言う「アサヤン」みたいな。いわゆる素人オーディション。その名も「グマグマ」。

ルワンダ全土を渡り歩き、予選を勝ち抜いたツワモノ10組しか立てないラストステージ。それが先日8/15にファイナルを迎えました。

セットも結構本格的。
入場券は5000フラン(800円くらい)
始まりましたよいきなりアゲアゲの男2人。
やはりキラリと輝く人はいるわけで。ルワンダ版イケメン王子発見。女子きゃーきゃー。
だってジャニーズかと思うくらい踊ってたもん。
個人的に歌唱力抜群の彼が良かった。
前評判が高い女ボーカル登場に会場のボルテージも一段と高まる。
専用の旗や風船でファンを公言しみんな踊り出す。
なぜかバックダンサーは昭和を思い起こさせる衣装。あまり下馬表と違い歌が良くなかった。
…あとはだいたい同じリズムで違う人たちがダンスなどを変えて披露。

★優勝は…この人
全身キラキラ。ガガを意識したのか、小林幸子か、はたまた美川憲一か。

★感じたこと
①PRIMUSというビールブランドが唯一のスポンサー。
→ブランドイメージに大きく寄与していた。若い人たち向けに楽しい・快感なイメージを植え付ける。安いブランドなので効果的か。ちなみにPRIMUSはケニア資本の会社のブランド。

②入場料払ったらビールがタダで飲み放題。
→ルワンダになかなか無いスタイル。ローカルには高い値段だけど外国人には安い値段。だから外国人が楽しく安心して飲める。しかも量を気にせず。良い経験価値を作ってると思う。

③最初からプロモーションに力を入れてる奴が勝つ仕組みか。
→優勝した彼女の力もあるかもだが明らかに本番のステージで実力で勝っていたのは他の歌手だった。大人の事情が分かりやすく絡んでいた。アメリカンドリームならぬルワンダリアリティー。

④だいたいが同じリズム・トーンのアーティスト達。
→根底としてはルワンダの偏った教育による表現の無さが露呈。半分くらいは全員同じ歌に聞こえて途中で飽きた。審査員ももう少し10組もいるんだからバリエーションを多くし、違う価値を見出すべき。

⑤入場が雑すぎる。
→チケットがあるのになかなか入れない。なぜならセキュリティがあるから。それならわかる。でも、列を作ったり整備したりもしないから入りたい人がたくさん集まってゲートの前で押し競饅頭。何人か転んで危なかった。前もって分かるだろうに、警察も人数は無駄に多いのに全然入場が進まない。明らかに気持ちが萎える。PRIMUSのスポンサーとしての立場がかわいそう。

以上、そんなイベント風景でした。
ルワンダ音楽は純粋に楽しいから好きだがやはり課題は多いなー。グマグマってかグダグダ。