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2015年9月24日木曜日

【生活事情】頼れる男達の送別会

はい、始まりました、最近取り組んでいるルワンダあるある。
ということで一気に紹介していきましょう!

①賞味期限なんか忘れるべし
日本のお土産として協力隊の人が残っていったものを代々授かる。これはよくあることです。なかなか任期までに消化できなかったものは勿体無いから引き継がれる。この純とろもその一つ。だがしかし、、
賞味期限2013年8月。アンティークものですね。中身を開ける。匂いを嗅ぐ。匂いは普通だ。
賞味期限が過ぎたうどん・ワカメとともに投入。


うまい‼︎

匂いを嗅ぐ能力がアップした気がします。

②バスの車輪を見て乗るべし
ルワンダは四国の1.5倍程の面積。バスでどこでも簡単に行けちゃいます。でもね、しっかりしてないととんでもないことに、、
途中で左前輪が外れてバス横付けの図。右側車線なのでこれがもし右車輪だったら右にずれて曲がり谷底に落ちていたかも。。
よくあることなのか、ドライバーの手際が良すぎる。すぐにスペアのナットでカンカンして再出発。ものの20分。凄い能力だ。

危険察知能力はまだまだのようだ。

③食べ物は見た目を気にせず食すべし
ルワンダに来た時は色々なものの見た目が気になった。日本で見たことがないものも今や平気でパクパク。
さて、これはなんでしょう?

正解はパッションフルーツ。見た目はグロいですが中身はとっても美味しいルワンダ一番のフルーツです。種を噛まずに飲み込んで食べるのがツウの食べ方です。1個10円くらい。安い。

グルメレベル上げていきます。


ということでルワンダあるある、この続きはまた★


そんなことより本日はこちら。
先週の土曜日に送別会を行いました。

隊員や大使館職員の方はほとんどみんな任期が2年。仮に延長申請すると1年最大延ばせる。そしてそうした別れと同時に出会いもある。協力隊は1年に4回、通常派遣される。ルワンダも概ね同じ。だから3ヶ月に1回は新しい人がルワンダに赴任されるわけです。

要はとっても短い間に色んな人たちが代わる代わるなわけです。

で、今回はとってもとってもお世話になった先輩方が日本に帰国ということで送別会をしたんです。

★しっちーさん
ルワンダ隊員3回目の大先輩。水の防衛隊として隊員のリーダー的存在でチームを引っ張られました。ツラい隊員の経験をいっぱい知ってるから、人一倍気持ちを分かってくれてとても心強かったです。言っていた言葉の、「他人と比較するな。比べるのは他人より昨日の自分」でいつも救われています。

★タクローさん
大使館の警備担当。曲がった事が大嫌い。原田泰造ですよ。筋肉むきむき、年齢は同い年。でもめっちゃ優しい。大使館と隊員の距離を縮めて協力し合う仲を作った彼の懐は本当に深い。いつもアホな話ばかりしてたけど、その漢気は尊敬だ。


2人はまた全然違う道を歩むようで、2人の将来が輝くことを祈って色々と企画しました。

やはり人徳のあるお二人、色んな人が気持ちよく協力してくれました。ムービーや替え歌の余興、記念のアルバム、プレゼントなど、本当に気持ちの込もった物ばかり。
アルバムとか
ムービーとか。

自分がこんな人たちのようになれるかは分からないけれど、晴れやかに自分の任期を追われるように悔いの残らないようにどんどんチャレンジしてかないとと励まされました(^^)

束の間の全員集合の機会で、色んな人の話が聞けてこれまた刺激になる。いつでも胸張って帰れるくらいの活動になるよう今日もコーヒーをすするそのだひろでした。
カッパーとともに。



2015年9月17日木曜日

【仕事事情】コーヒー国内販路開拓

朝のルワンダからおはようございます。
今日もよく晴れてます、雨季に入ってるみたいですが。今日もフイエではコーヒーツアーを実施します。よく晴れてよかったな(^^)


私事ですが先日15日に29歳になりました。ということでブログタイトルも1歳増えました。

29歳って30歳の手前、まだ20代という多感な年頃。それをここルワンダで過ごせるというのは運命な気がします。

だって21歳の時にカンボジアに行った時から、俺は30歳で必ず途上国で働く!って決めていたから。

夢にはまだまだ程遠いけど、目標は1つ達成できるはず。夢は見るものではなく叶えるものだって大好きなOne Ok Rockが言っていた。

ひとつひとつの行動の中で、夢を追いかけるステップをずっと考えないといけないね!

29歳、気持ちを引き締め直してこれからもルワンダのために身を削る所存です!末長くよろしくお願いします(*^_^*)


さて、最近はコーヒーの収穫期も終わり、残りの豆をどんどん卸している状況です。

フイエの中のKigoma coffeeというところの豆も同様でした。しかし、プレジデントの彼は輸出のみ考えていたのでなかなか苦心していました。そこで、彼と話をして、国内消費用にパッケージを作ろうと話をしました。

色々な困難がありました。パッケージコーヒーを作ったことがない、ロースト頼んだことない、お金がない、売れるか分からない。彼と話をしてまずはエキスポでテストをやろうとしましたがコミュニケーションの行き違いで出来ず。

そして違うタイミングで僕の手元に100袋のコーヒーパッケージが届きました。
正直言って、なぜこんなに送りつけてきた?パッケージ簡易すぎるよ?いつどこで使わせたいの?と聞きたいこと山盛りでした。100袋が麻袋に入れられて送られて、サンタかと思ったくらい。

でも、少し、とゆーか結構嬉しかった。

彼が国内消費に目を向けてくれたこと。
彼がお金かかるのに頑張って100袋も手配したこと。
彼が自分で考えてパッケージ作ったこと。
彼が自分を信頼して渡してきたこと。

頑張る人には頑張りで報わないといけない。素直にそう思った。
(こんな量どーすんねん!とも思っていたが)

ということで先週販路を開拓。フイエ地元のスーパーに行き交渉。ここらは外人も多いし、見た感じコーヒーは動いてる。売れる自信はあった。

交渉を開始。
自分「こういうコーヒーで、カップオブエクセレンスという品評会でも入賞してるところのコーヒー。そしてここは外人も多いしほとんどの人がフイエのコーヒーを買っていく。単価は高いが売れる商品。2週間テストで置いて欲しい」
店「いくらだ?」
自分「原価はこれだ」
店「何グラムだ?」
自分「200gだ」
店「高すぎる。紅茶ならまだしも、コーヒーは誰も買わない。外人もそんないない」
自分「何回もここにきているがあまりにも紅茶と比べてコーヒーコーナーが少なすぎる。いつもコーヒーは欠品してることが多い。やったらもっと売れるはず。外人にとっては高くはない値段設定だ」
店「ここまでしか払わない」
自分「それだと売れない。試しでいいから2週間だけ置いて欲しい。ダメだったら買い取る」
店「そこまで言うなら10個だけ買う。それでダメなら止める。良かったらもっと取ろう」
自分「ありがとう。棚に並べてもいいか?」
店「わたしが棚におくから触らないで」
自分「分かりました、また見に来ます」


ということで交渉は成立。
ここで問題は2つ。
①店側のコーヒーへの意識低い
②売れる商品が管理できてない

だから方法は明快。
①売れたデータを取って高いが故に利益生む商品と証明
②意識高めてフェイス拡大・育成


そして1週間ほど経った今日。
やはりコーヒーの棚はまだ紅茶の1/10くらい。気になるkigoma coffee。最初は10個だったがいかに…



この白いやつがウチのもの。残り2つ。おー!!しっかり8個売れている!!

まだ置いてから5日だから2個弱売れる計算。地元のスーパーでは結構な量だと感覚的にわかる。これが幾つもの不要棚を使って並べ祭り上げれば確実に市場を大きくする。そしてこれを成功事例に他へ他へ拡大できる。


良い船出だ…


これで、作る側、売る側、買う側の三者が顔を並べた。ここからがフイエのコーヒー産地である強みを生かしたさらなる飛躍の道程になる。

すぐにでもkigoma coffeeに伝えておかねば。そしてすぐに追加商談をスーパー側にしないといけない。今が旬な話だから。


いつも支援しているフイエマウンテンコーヒーだけではないコーヒー会社の台頭が競争意識を生み高め合う。それが理想的であり、その競争をもっともっと激しいものにしたい。その第一歩がとても大きいものだと実感。

フイエではコーヒーの花が咲き出す季節になりました。ここから実を付けるための準備がもう始まるわけです。


コーヒーが、みんなが飲める自慢の美味しい飲み物になれるよう、まだまだ29歳には課題はたくさんありますが頑張ろうと決心しました。

着々と日本でのカッピングやサンプリングの営業準備も進んでおりますぜ。写真はほんの一部でっせ、重い重い。
ふふふふ、待ってろ日本。





2015年9月12日土曜日

【生活事情】日本よりスゴイ携帯電話

着々と日本一時帰国へのカウントダウンが進んでおります。ウェルカムバックパーティのお誘い本当にありがたいです。みんなに会えるのが今から楽しみです(^^)

そんな浮かれ気分の今日この頃。友人のカウンターパートがバスの中で携帯を盗まれたということで今朝方騒いでおりました。

気を引き締めないと!と思ったと同時に、アフリカの携帯電話の発展の仕方がハンパないなと改めて感じています。

GDPが1日$1〜2くらいの人たちが携帯電話を操って会話している。一見すると普通だけど、よくよく考えるとスゴイことだと思いませんか?

日本人にとって小さい時は携帯電話は贅沢品。毎日がギリギリの生活の彼らが携帯電話を片手に生きているのは違和感がやはり最初はありました。


ここがBOP(base of pyramid)が次のバカでかい市場だと言われる所以です。

アフリカでは携帯の機能が生活の全てなのです。だからこそ、携帯電話が農民にも行き渡っているのです。そんな機能をご紹介。

①シムカードが基本
日本ではノンシム携帯ばかり。シム携帯の値段は高い。こちらはシムが全て。シムは1500フラン(250円)、携帯電話も安いものだと1万フラン(1600円)くらいで買える。

②ダブルシム携帯が普通
携帯電話に2つのシムカードが入る。最初は戸惑った。だって2つ入れる理由あんの?って。でも地元の人は3大携帯会社のシムを使い分ける。理由は同じ会社同士だと通話が格段に安いから。どの会社にも対応できるようにダブル装填しておくわけだ。


③プリペイド式
日本では子供が持つイメージ。盗まれてもいいように。使いすぎないように。アフリカでも同じ。盗まれても使い込まれない。それだけリスク意識が高い。そもそも銀行口座持てる人があまりいないからね。100フラン(16円)からチャージできる。チャージの仕方は2パターン。1.カードを現金で買って、そのカードに隠されている番号を打ち込んでシムにチャージする、2.携帯会社の人がお金をたくさん入れたシムを持っていて、その人たちに言ってお金を自分のシムにトランスファーしてもらう。後者の方が楽。でもチャージしたお金は一定期間内に使わないと失効するからカードで持っておくと便利といえば便利。
写真のようにスクラッチになっていて番号書いてあるんですが、削って番号入れるとチャージされます。iTunesカードみたいなもん。

④通話バンドルが買える
前提としてアフリカの携帯は、短縮番号を押して通話ボタンを押すと何かしらのアクションができる。
その一つ目がこれ。*140#と押すと国内外の通話バンドルが買える。そのまま話す値段より、先払いだから安い。65分400フラン(70円)とか。安いね!でも1日で失効するから、今日は電話するぞって日は朝からこれ。1日話し放題は800フラン(130円)。

⑤お金が借りれる
*1○0#(番号ど忘れした)でお金がシムになくなったときに前借りできる。借りたお金は次にチャージした時に自動的に引き落とされる。ただし、借りた金額×10%が利子として取られる仕組み。たまに乱用しちゃう危ない番号。

⑥電気・水道代が払える
家のメーターと一緒に登録しておくと、払いに行ったり振り込んだりしなくても簡単に払えます。チャージしたお金を*1○0#(やったことないから番号わからん)で押すだけ。これは口座ないから毎月払いに行く不便を解決した良いツール。

⑦ネット通信費が買える
*345#で通信パックが買える。1日800フラン(130円)、1週間5000フラン(830円)、1ヶ月21000フラン(3500円)。ネット通信費がが異常に高い‼︎電話は1日800フランで話し放題なのに。それでもIT立国を自称するのか?と言いたくなる。

⑧学校月賦が払える
これも*1○0#(やったことない)でスムーズに。ルワンダでは給食費払えてない人と払えてる人でお昼に食べる人・食べない人が分かれるらしい。知らない、忘れてたから、アクセスがないから、などもこれで解決。

などなど。

日本の携帯より柔軟な価格制度だし便利を追求して持たせる人を増やしたり、本当に生活に密着したとても良いツールになっています。おそらく日本人よりも携帯を大事にしてると思われる。


だからこそスリにあったりしてしまうわけだが。。

どうでしたでしょうか?アフリカのルワンダ携帯事情。携帯のことを忘れて自然に帰りたい。そんな世の中はアフリカにだって無さそうな世の中なのかもしれません。





2015年9月10日木曜日

【生活事情】電気は地球を救うか

はい、今宵はフイエからお送りします。実は約1週間の間、ずーっと電気が無かった自分の家。


★停電が続くと出てくる問題
①夜間の行動が制限される
②早寝早起きになる
③冷蔵庫止まるので全て腐る
④冷蔵庫から溶けた水が大量発生
⑤お風呂が水風呂
⑥コーヒーが飲めない   などなど。

★停電になる理由
①電気代の払い損ね
②雨季の雷で電線やられる
③国の計画停電
④電気使いすぎによるブレーカー損傷
などなど。

ということで大家に電話していた。
大家「分かった、直しに行く」
でも大家は来なかった。
大家「明日行く。テクニシャン連れてく」
でもテクニシャンは来なかった。
大家「明日ちゃんと行く。テクニシャンよこす」
昨日来た。そしてメーターを点検してから言った。
テクニシャン「エワサ(水と電気管理してる組織)が止めている。エワサに行けばすぐ直せる。すぐ帰ってくるから待ってろ」
ということでテクニシャンはエワサに向かった。
待つこと2時間。帰ってこない。夕方になった。結局帰って来ず。なんでやねん。大家に電話する。
「テクニシャンがエワサに行ったからもう少ししたら付くさ」
そかそか、我慢が足りなかったな。テヘペロ。


そこから2時間経ち…夜になった。大家に電話。予想通り出ない。


何回か連続でかけ続けると、奇跡的に出た。
大家「明日の朝には付くはずだ」

そして今朝を迎えた。


つかない。そりゃそうだ。電話する。
するとおもむろに玄関から現れた大家。
大家「ネットワーク。ソーリーソーリー」

??なんの話や。とりあえず待てと言われる。なんでや。何が問題なんや。

JICAのローカルスタッフに解決をお願いした。
ローカルスタッフ「ネットワークが必要で、エワサに問い合わせてるから待ってて」

なんのことや。とりあえずJICAスタッフが言うんだからそうなんだろう。

そうして待ってること2時間。大家から20桁くらいの数字がテキストで送られてきた。なんだこの数字は。

そして大家から電話が。
大家「それをメーターに打ち込め」

言われた通りに打ち込んでみる。ぽちぽちぽち…


ピロリロリローー!


むむ?なんやこの音は。


そしてメーターが動き出したのである。


どーゆー仕組みだ??今後の対処法が全然分からないので大家に感謝とともに電話。
大家「大丈夫で良かった。ありがとう。もう大丈夫だから心配するな、ただのネットワークだ。では」

おい、待て待て。ネットワークってなんだよ。なんで番号打ったらそのネットワークが繋がるんだよ!わけわからん。


何とも言えない気持ちでお湯をポットで沸かして久しぶりに家でコーヒーを飲む。


ネットワーク…

そうして今夜も夜が更けていく。

ルワンダには、私たちの知らないネットワークが存在し、暮らしを操っているのだという。皆さんもご注意ください。



信じる信じないはあなた次第。


追記:早いながら9/15に29歳になるのでみんなに誕生日会してもらいました♪( ´▽`)開催準備してくれたみんな、ご協力頂いたみんな、本当にありがとう。そのだ☆ひろは今日もめげずに頑張ります‼︎






2015年9月8日火曜日

【TV初出演】ゴリラを求めて

皆さん、ルワンダで1番知られてるもの知なんだと思いますか?

僕の周りの人なら「コーヒー」って即答してくれると信じてます。そう、でもその答えは「ゴリラ」。

この国に観光来る人の目的の多くはマウンテンゴリラをひと目見たいからです。観光業の利益はほとんどこのマウンテンゴリラツアーから出ています。だって、1日のツアーで$750もかかるんだからね。

そのゴリラ観光をより盛り上げるためにルワンダ観光省が管轄する催し物が【ゴリラネーミングセレモニー】。大統領までイベントに駆けつけるほどの国家セレモニー。

でも、簡単に言うと、新しく生まれたベビーゴリラに名前をつけるだけですが。ただそのネーミングをする人が豪華だったりするのです。ハリウッドの有名女優だったり、ルワンダの有名なアーティストだったり。

そこにはなんと!
3万人の人が集まるんです。そして、観光客は500人も!更には国外旅行会社関係の人が50名も!

つまりね、最大のチャンスだったわけです。

で、もちろん観光省に突撃したわけです。フイエという素晴らしい街を、ルワンダコーヒーという素晴らしいプロダクトを、プロモーションする絶好の場だと。

そしたら、二つの確約を取れたのです!
①国外旅行会社関係の人たちにフイエツアーを企画して回ってもらう
②ゴリラネーミングセレモニーに「タダで」出店してコーヒーを宣伝する

この2つは大きい。
なぜならば、
①国外旅行会社関係者と顔見知りになれる&ツアーが新しく組めてお金が落ちる仕組みを作れる
②宣伝効果のレベルが違って箔がつく
という理由があるから。

というわけで僕のパートナーhuye mountain coffeeと行ってきましたよゴリラの聖地ムサンゼ(首都キガリよりバスで2時間)

ここは山に囲まれた比較的寒い気候。
今回も後輩隊員サトシが協力してくれました(^^)いつもありがとう!

さて、ここからはそんなゴリラネーミングセレモニーで驚いたことを中心に実況していきます。

〈前日〉
①明らかに前日に場所準備がされていた
門とテントしかまだない感じ。大統領来るのに大丈夫かと不安に。

②有名歌手が僕らのブースを下見に!
右上の彼は子供に大人気の音楽グループメンバー。
地元人気すごくて子供の人だかり半端ない。
③準備万端な我ら。ドーン!
周りのブースより目立つように。
みんな手伝ってくれた!
コーヒーの特別感を作るためにしたいくつかの工夫をご紹介。
a)スペシャルステッカー
Huye MOUNTAIN coffee meets MOUNTAIN gorillasというコンセプトで作ったシール。
b)ゴリラを彷彿させるフレーバー
なんか面白い、と思わせるだけですが、アテンション率を上げる施策。
c)限定の伝統布パッケージ
写真右下のギフト用パッケージ。布もリニューアルで観光客に照準。
④準備終わったので競合ブース確認。
似顔絵屋さんにて市場調査。
1枚で1,000フラン(150円)。結果これ。
園田裕明はいまルワンダ人にこう見られてます。おわた*\(^o^)/*
⑤テレビスタッフがブース訪問。
こちらルワンダテレビのプロデューサー。有名人も来るから気合が違う。そしてルワンダ語でしゃべってると、
「ルワンダ語しゃべれんのか?面白いな!1回テレビ出るか!」そんなノリでテレビの取材が。
ロケバスに乗る。左はレポーター。
カメラ向けられながらルワンダ語でレポーター尋ねてくる。早すぎて分からないw英語も使いながら頑張る。コーヒーとゴリラと綺麗な道路の話をしたところでレポーター苦笑いしながら終了ww記念にパシャり。
初めてのルワンダテレビはほろ苦デビュー。でもコーヒーやってるだけでも話せたからいいかと。
→ちなみに2日後にOAされてJICAのスタッフから連絡受けました(^^)ウチにはテレビ無いから見れませんでしたが。

そんなこんなで前日は終了。

〈当日〉
大統領が来るために【全部の電子機器が没収される】‼︎
ということで写真が一枚もありません。大統領は肉眼で見ました。結構近くにいた。念願のご接見叶うも写真撮れず。

②大統領来たら誰も動けない‼︎
大統領の来るタイミング知らなかったが、来た段階での飲食は禁止。途中抜けなど有り得ない。全員起立。そんなルールがローカルにあるらしいと聞かされる。おかげでその後のアポイント遅刻。大統領の力、半端ない。

③コーヒー提供したいのに大統領来るから電気は使えない‼︎
大統領が来るから電気関係は全部使えないというルールの煽りを受けていきなり使えなくなる。え?アホなの?コーヒー作れないやん。大統領‼︎

④雨季に入り大雨‼︎
ブースに立ち寄るターゲットが激減。。。これはどうしようもない自然の力。なかなか厳しい現実。

⑤かなりの大オーディエンス‼︎
ローカルが3万人も収容されていたらしい。それはそれでスゴイ。そして有名人にも飲んでもらえた。ここは素直に喜べる。みんなのマインドがルワンダコーヒー=フイエのようになればいいな★

⑥結果
a)目標:14万フランに対し、結果:10万フラン(到達度70%)
b)観光客がコーヒーツアーに興味ありブロシュアー提供多数
c)地元ムサンゼのカフェからサプライ要求でビジネス締結

何とも写真が無いという残念な報告。大統領ってスゲーんだなと思いました。


ということで、最大のイベントが終わったわけですがなかなか課題も多い。雨や電気やプロモーション、全ての点で学ぶことが多かった。

でも良かったことは、1年目に出来たこと。これは来年の招待に繋がる持続的関係を構築したということ。今回がその一助になるようにこれからまた観光省にフィードバックをする予定。

国外旅行会社関係の人たちにどのようにアピールできたのか、そのフォローアップも確認しないといけない。

課題はあるけど今後に活かせる。来年はもっと事前に準備して動いてインパクト最大化するためにやらないといけないなーと。



とりあえず、テレビに出たからそのだ☆ひろの認知もウナギノボリ?


2015年9月2日水曜日

【仕事事情】紅茶工場に潜入してみた

【祝10,000PV】
初めて半年足らずですがみんなに見てもらえて嬉しいです。これからも日本にいてもルワンダのことを近くに感じられるブログを書き続けますので今後ともよろしくお願いします(^ν^)


だんだん雨季が近づいてきたのか、夕方に雨がザーッと降る季節になりました。雨季は9月末〜12月まで。この時期の雨が結構激しいと噂です。長かった乾季(6月〜9月中)ももう終わりなのですね。

ルワンダの雨はスコールのようです。一瞬にして辺り一帯が暗くなり、否応なしに降り続ける。おかげで家の中は水浸し。

雨も滴るいい男、そのだひろです。



今日は【ルワンダが誇る輸出品目NO.2 紅茶】のご紹介。

ルワンダでは知名度を誇る"Sorwathe"(ソルワテ)という会社が紅茶工場ツアーを開催しているということで休みを利用して同期隊員6名で行ってきました。

⚫︎場所:首都キガリからバスでニランガラマまで1時間。そこからちょっとかかります。
⚫︎予算:合計で約30,000フラン程(5,000円くらい)内訳は交通費6,000フラン+宿泊費20,000フラン+ツアー代金2,000フラン


めちゃめちゃ良かったです‼︎本当オススメします‼︎

かなり山の上にあるので道中は結構山道。
見えてきたのは茶畑。
辺り一面が紅茶プランテーション。とても綺麗です。
ここが宿泊施設。スリランカ人が経営してるので観光にも力を入れていて外見はイギリス様式。
部屋はこんな感じ。1人当たり20,000フラン(3,000円程度)でコンドミニアム風の部屋が借りれます。
部屋の真ん前にテニスコート。右奥にはテラス。そこから見える景色は最高。
こんな感じで紅茶は飲み放題。
女性隊員がおにぎりを朝から握ってくれて早いお昼ゴハンをお紅茶と一緒に。うまーっ‼︎佃煮やらのりたまやら梅ゆかりやら。ご馳走でした。
ウェルカムティーのサービス。ルワンダの紅茶は美味しい。そして工場で飲むとやや濃い!これは紅茶の加工法の違い。その説明は後ほど…
ひと息ついてから工場見学。立派な置物がお出迎え。中身も凝ってる。本物の紅茶のような茶色い液体が出てくる、
ということでいざ潜入。
なんか勇ましい。
うっし、行くか!
工員服を着てオリエンテーションを受けたら開始の合図。
この工場で作るのは2つ。緑茶と紅茶。それぞれ加工の過程が違います。緑茶には発酵は要らないのでスチームが必要だったり。
前年比のみならず前々前年比まで確認して市場動向をチェックしているところが外国資本ぽい。
まずは農家から集められた茶葉を選別するところから。良い物はP1・P2・P3、悪いものはP3マイナス・FCなどと固有の記号で振り分けます。良い物の比率が66%になるような混ぜ方をするようです。全部クオリティは66%良質なものらしい。
ただっぴろいここで茶葉を乾燥。30%乾燥させるそうです。
ここからは企業秘密であまり多くは語れないみたいでしたが色んな機械で入念に不純物などを除去し、紅茶を砕いていきます。
紅茶とコーヒーは似ていて、重さと大きさで選別するようです。
大きい茶葉ほど味が薄く、小さい茶葉ほど味が濃くなる。お湯が浸透しやすいかどうかで味が決まるわけです。
緑茶で3種類、紅茶で5種類のものが作られるんです。そしてお楽しみのカッピング♬
コーヒーは味の良し悪しを見るわけですが、紅茶はそれぞれの味の違いを楽しむもののよう。自分に合った茶葉を見つければいいってこと。
オススメは真ん中のホワイトティー。玉露っぽいのにそんなキツくないバランスが素敵。
パッケージはこちら。



ということで工場見学は終了!

あとは素敵なディナーを味わいます。
あんまり美味しく見えませんがwwめっちゃ美味しかった‼︎ルワンダ料理とは一線を画す味わいにみんな感動。
次の日はまったりテニスを楽しんで満足して帰ったとさ。
ドリャ!エースを狙え!

【学び】
①観光として誘致→ブランドを生かした試み
②工場見学ツアーのクオリティ→満足度高く、カッピングはやはりロイヤリティーに寄与
③紅茶飲み放題→最高に飲みまくれる
④ツアーのコスパ→とても高い
⑤ご飯がルワンダ料理ではない→海外観光客ではなく現地外国人がターゲット→安定した顧客獲得に繋がってる
⑥エンタメが多い→テニスや卓球、ダーツなど、人里離れたところだからこそ楽しめる設計が良し
⑦お土産ない→限定パッケージなどあれば買うのに。今回誰も買わず。もったいない。
⑧交通の便→だいぶ悪い。安全面は改善が必要。

コーヒーと紅茶では買い取り価格がだいぶ違う。コーヒーは紅茶の3倍の値段。だからなかなか紅茶は収益にならなそうなのが事実。こうした付加価値をいかに付けて利益を生むかがキーになる。

もう少し品質の高いものを選別して売れれば、システムを作れれば儲かりそうだと感じた。

いやー、とりあえず皆さん、コーヒーだけでなく、紅茶も熱いですよ‼︎*\(^o^)/*