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2015年12月28日月曜日

【生活編】ルワンダクリスマス⁇

やっぱりルワンダやなぁ〜と感じたクリスマス。

街はルワンダでも首都のスーパーやホテル以外は特に飾り付けなし。このツリーはホテルのもの。キリスト教85%とは思えない程、そうしたお祝い事への関心はなく、どちらかというともっと精神的な、本質的なクリスマスをみんなが楽しむような雰囲気。
カウンターパートがいる配属先も、変わらず仕事モード。ルワンダ人て本当に働き者。

でもやっぱり初めてのルワンダでのクリスマスを現地人と過ごしたいので、カウンターパートにお願いしてみた。

俺「クリスマスの日にどんな食事をするの?どこかに出掛けたりするの?」

カ「特別に何かとかないよ。ご飯に鳥を焼くくらいかな。」

俺「教会にはいかないの?」

カ「行く人もいるけど俺は行かない。」

俺「じゃぁルワンダのクリスマス、一緒に過ごさせてもらってもいいかな?」

カ「いいよいいよ、日本食を持ってきてよー!こちらはルワンダ料理作るし」

俺「オッケー!そしたら材料とか持ってお家に行くわ!」

カ「オッケー、じゃぁ25日の5時にしよう!」


日本食ならカレーかお好み焼きかなーと考えて材料も仕込もうと思ったり、子供が7人いるということで、7人分のプレゼントを用意しようと思いながら過ごした当日の朝9時。

whatsappでカウンターパートから連絡が。

カ「I'm sorry but my wife is not available tonight, so maybe it's not possible to have a party.」



え…??妻がいない?クリスマスパーティは?子供達はいるんでしょ?なんで奥さんいないの?


クリスマスパーティすらドタキャン。

だからケーキでも友人と作ってお祝いするか!ということでクリスマス色の抹茶ケーキを作る。ヤムヤム。


はい、プライベートでも、ここはルワンダだなぁ〜って思わせてくれるクリスマスになったとさ。さすがルワンダ、何が起こるか分からないぜ。



2015年12月22日火曜日

【仕事×生活編】アフリカ大陸選手権

ここ2日くらいでガッツリChristmas気分になってきたルワンダからおはようございます(・ω・)

みんなが「ノヘリ ンジザ」(良いクリスマスをの意)と言ってすれ違います。でも飾り付けをしたりサンタの格好をしたりするような日本的な物は一切ありません。キリスト教が85%のこの国で、お祭り行事ではなく、神聖な日としてクリスマスは人々の心の中に宿っているようです。

最近のニュースとしては【カウンターパート(上司)が飲酒運転で車を大破させた】ことくらいでしょうか。
写真の通りのT字路突き当たりに正面から衝突した模様。瓦礫が車幅で壊れています。

アフリカで飲酒運転は当たり前のようで、「いつものことだけど、車が壊れて修理に出しても高く付くから本当に残念だよ」とうなだれていた彼を見て、改めてアフリカの治安の悪さに身を引き締める思いになりました。中古のベンツさようなら(つД`)ノ

幸い僕は乗っていませんでしたし、カウンターパート自体も他の人にも被害はありませんでした。人を引いてたら確実に逮捕されてたでしょう。


さて、Facebookでも書きましたが、来年1月に『サッカー アフリカネーションズチャンピオンシップ』なるものが開催されます。簡単に言うと、アフリカの国内リーグで活躍する選手のみが集まり行われる大会で、国外リーグに所属する選手の参加は認められないためレベルはだいぶ低いことが予想されます。
その一団が僕の任地フイエのスタジアムで試合をするということでフイエは密かに建設ラッシュだったのです。
新しいサッカー練習場や
増築ホテルや
新築ホテルが建てられるほど。

「むむ、このチャンスは逃せないっ‼︎」ということでフイエ郡の郡長(日本で言う知事)に直談判し、ホストシティーとしての観光計画の発表と予算捻出配分検討の依頼をして認められ、フイエのコーヒーシティー化を進めています。(最後の最後まで、お金をちゃんと捻出するかリスクはありますが…)

テーマは【知りたくなる・見たくなる・飲みたくなる・買いたくなる、コーヒー生産の街】

目的は【来る人が満足して帰れる環境作り】

課題は【フイエに来させる導線作り】ですがそれは今回はメインポイントではないのでフォーカスから外す。

看板、ポスター、マップ、新ギフトやツアー開発、バリスタトレーニング、CM作りetcなど、全くのコーヒー素人なのに調子に乗ってやっています。いかに何の情報も持ってない人がお金を落とす仕組みを作るかでございます。

で、いつも通りホテルに行き、準備状況確認とトレーニングの告知、ギフトコーナー開設、ポスターやCM放送の依頼をしてきたのですwithカウンターパート。安心してください、生きてます。

で、その後にCM撮影を敢行したのです‼︎CM制作をするのは前職以来で久しぶりすぎてワクワク♪( ´▽`)自分で撮影なんかもちろんしたことないしセンスもないのでカウンターパートのセンスを交えてやることに。企画・絵コンテをチョコチョコやって、今日を迎えたわけです‼︎ただ、すみません、とってもローカルで自主制作なのでクオリティは信じられないほど低いですw


サッカーに来る観光客はコーヒーなんて興味ないわけで、その人たちとコーヒーの繋がりを作るために、ただコーヒーの良さを教えても芸が無いという他の隊員のアドバイスもあり、カウンターパートの強い広範囲のコネを利用し、やってしまいました、

【ルワンダナショナルチームメンバー招集】(友情出演)
さすがアフリカ‼︎こんな簡単に集められるなんて‼︎日本なら数千万かかる契約だ笑。国内ではかな。有名なストライカーが左後ろの彼らしいです。

まずはカフェで撮影の打ち合わせ。
ホンモノですよ
あまりに雑なオリエン、そしてストーリーのため恥ずかしくてさすがに載せられないですが笑、内容快諾してもらい、いざ撮影‼︎
いやー、コーヒー飲む違和感wそして演技下手すぎwwそれがめっちゃ笑えてアテンションに。
カフェ撮影終了。次はその勢いで、本当は大会開催前は立入禁止のスタジアムへ!
芝生、フッカフカ!!やればできるじゃん、ルワンダ!!そして撮影打ち合わせ。その光景はシュールw

撮影がひと通り終わったので一緒にサッカーしました*\(^o^)/*
リフティング、当たり前だけどめっちゃうまい!センターリングとかさせちゃったり、コンビネーションでシュート打ったり戯れました。

日本で言えば、本田圭佑にW杯1ヶ月前に長居スタジアムでセンターリングあげさせてシュートするレベルです。まぁ、そんなハードル高くないですが。めちゃ良い思い出★

俺の名前はカガワだと言っておきました。

あぁー、なんか素敵な1日だったな(^^)と思いながら昨晩CM編集作業をしていたんですが、あまりのクオリティに爆笑。これはフイエに来た人だけが見れる特典映像になることでしょう。日本の皆さんには非公開です。あまりにしょうもなくて。でもコーヒーのくだりは真面目なので、そこだけどこかにあげるかもしれません。

これがホテルやレストラン、中心街のスクリーンにてOAされます。これで1人でも多くの人がフイエコーヒー、面白そう、飲んでみようと思ってくれたらなという真剣な思いが届きますように。


【楽しく仕事する】って、前職でも大事だなと思っていた。出来る先輩は必ず仕事の中に『遊び』を持っていた。自分が楽しめないと、顧客も楽しめる訳がない。そんな『遊び』がカッコよくて好きだった。そしてそういう人ほどとても真剣だった。全然足元にも及んでないし近づけてないけど、もっと頑張れ!という刺激を貰えた気がする。仕事×生活、仕事×楽しみ。

あぁー、懐かしい時だなぁって感傷に浸りながら、クリスマスソングを聞くそのだひろなのでした。



2015年12月20日日曜日

【他隊員活動紹介】科学はルワンダを救う

昨日、急に休日になったのと天気がすこぶる良かったために調子に乗ってずっと外で読書していました。


そうしたらこうなりました↓↓

両肩とデコルテがすこぶる痛いっ!ヒリヒリっ!アフリカの日差しは要注意ですよ皆さんっ!

アフリカに来る際は帽子や羽織る物をお忘れなく。そのだひろニュースでした。


さて、話は変わり、今日は他の隊員の活動紹介を行ないたいと思います。なぜかと言うと今日は他の隊員のワークショップにお邪魔させてもらったから。

「そのだひろは分かったけど、他の人たちはどんな仕事してるの?」

「ルワンダの隊員はどんな人がいるの?」

そんな素朴な疑問に答えます。とても刺激的なワークショップだったから。

その名も「BEST」。なんの頭文字か忘れてしまいましたが(すみません汗)、ルワンダJICA隊員が多く派遣される理数科教師がチームを作って活動している分科会の名称です。

今日は南部州のニャンザ(僕の任地フイエからバスで45分)で実施されました。

時期としては学校がお休みの時期。ルワンダでは今11月から1月までの長〜いお休みの真っ只中。先生も休みになるのだけど、協力隊の時間は限られてる。だからこの期間でも活動するため、活動場所を学校から広げて孤児院で今回は行なったのです。

BESTの隊員8名が科目別に3グループに分かれ、東部・キガリ・南部の3つを同時に授業する、ということで、見学としてお邪魔させてもらいました!

朝9時に集合し、まずは自己紹介。
南部の担当はこのお三方。
左から①新保隊員②浅野隊員③佐藤隊員です。そして彼らの左に立つルワンダ人が今回のメインであり先生の卵に当たるセスくん。先生としてどう授業を行ったらいいか、これは彼の勉強のためでもあります。

まず最初の実験から始まった。

【小麦粉は燃えるのか】
セス君が持つスプーン一杯の小麦粉。これに火を付けようとしても付きません。

でも、こうしたら火がつくんです。
ホースの下から空気を吐いて粉を飛ばす。その飛ばした先に火を置くと、大きな火柱とともに小麦粉は燃え上がる。(火が付いてる瞬間撮れず…)

これにはみんな驚き‼︎ただでさえ火を扱うって楽しいことだし、魔法みたい!
みんなでやってみようー!
カラクリは火にあたる表面積の増加と空気の入りが良くなることらしい。科学のチカラ。

お次は【火×レモン汁でお絵描き】
紙に水で絵を描いても浮かび上がってこないが、レモンをかけて絵を描くと火であぶり絵ができる‼︎
みんななんでー?って不思議そう。そして興味津々。
みんなでやってみようー!
悪ガキ達もストローとスポンジで作ったペンで絵を描きます。
描いたら火に炙る。
そうすると、あら不思議。レモンで塗ったところだけが見事に燃えるではないか!
とても自慢げに持ってる彼女が可愛すぎです。

カラクリは酸性の方が燃えやすいためにレモン汁があるところから焦げ出すため。なるほど!

最後は【ストロー×ハサミでブブセラ】
ストローの先をV字にカットし、少しつまみながら吹くと、なんとブブセラのような音が大音量で響き渡るではないか!普通に吹いてると全然鳴らないのに!

ということで音が好きな子供たちは大盛り上がり*\(^o^)/*

さぁ、みんなでやってみようー!
工作が始まりました。ハサミの奪い合いやら何やらで殴り合ってたり、色々と危ないところもありました笑。
みんな楽しそうでホッコリしてしまいました。
カラクリはストローの先を切ったことによる振動の増幅で音が鳴るというものらしい。簡単なものでも楽器になるなら子供たちも嬉しい。

実験3つも大盛況で無事終了し、本当に子供達の楽しそうな顔がたくさん見れて面白かったなー科学が好きになる子がこの中から1人でも多く出てきたら幸せなことですね(^^)科学は難しい方程式じゃなくて、現実に起こる色んな事象なんだって身近に感じる素晴らしい機会に自分も含めてなりました‼︎


ということで、ルワンダ来てからルワンダ人の子供たちにお金せびられたりムズングーって言われたり中国人としてからかわれたり(人種差別は当たり前)でウンザリすることが正直95%くらいだったけど、久しぶりに目のキラキラした子供達を見て癒されたそのだひろなのでした。

2015年12月18日金曜日

【総選挙】ルワンダ憲法改正

ルワンダからこんにちは。
今はルワンダ時間午後2時です。

Q.なんでそんな時間にブログやってるんだって?

A.それは、本日は憲法改正の国民投票日による配属先含めたほぼ全ての機関が休みになったためです。
写真は選挙特番。

Q.なんで憲法改正するのかって?

A.それは大統領選挙が2017年に行われるからです。

Q.なんで2017年の大統領選挙だからって今憲法改正の国民投票をするのって?

A.2017年の次期大統領選挙に現政権で2期目を満了するカガメ大統領は現状の憲法の規定上出れない。3選をするためには憲法改正を行い合法的にに出馬するしかないため。

Q.そんな独裁的な憲法改正が行われていいのかって?

A.民主主義精神には反する。そのためアメリカなどの国は否定的な見方。ただルワンダ国民全体に絶大な人気を誇るカガメ大統領のこれまでの功績を見ても、後見人がおらず再選することによるメリットの方が大きいと大勢の国民が納得している。

Q.途上国での選挙は利権が絡んで暴動が起きたりしないのかって?

A.大いに利権が絡み、反政府勢力もいるためリスクは高い。過去には手榴弾が市場に投げられるなどの事件も起きている。だから僕は今日自宅にて謹慎しているわけです。

Q.国民投票による憲法改正の可能性はって?

A.個人的な意見だが、おそらく余裕で改正賛成されるだろう。理由は2つ。1つ目は国民全体が現状政権に満足していること。2つ目は政府側の人間が全国津々浦々の情報不足の村々(全体の半数以上がこれに当たる)へ行脚し憲法改正の説明をしていること。これにより肯定的な見方が強まると考えられる。

※このブログ投稿後に賛成98%の圧倒的支持で可決されました。
http://www.newtimes.co.rw/section/article/2015-12-19/195423/

Q.アメリカなど欧米の反対は問題ないのかって?

A.支援が全予算の40%を占めるルワンダにおいて、支援元である欧米の反対を押し切ることによるリスクはかなり大きいと考えられる。推察するに、支援が無くなるリスクは低いと考えたのだろう。それは欧米諸国も現政権による統治リスクと、選挙による騒乱リスクを比較した時に、前者の方が良しとする可能性が高いからか。

Q.今治安は大丈夫かって?

A.任地フイエでは特に何も起きていない。ただとてもとても静かで、出歩く人もほとんどいない。おそらくみんないちはやく選挙を済ませてテレビを見てるのだと思われる。
これが投票用紙。


そんなわけで、国の歴史的瞬間に居合わせている気持ちは何とも言えないですが、賛成反対によらず、平和で前向きな社会に向かうことを祈ります。
そんな突然の休日を自宅の警備員と。

サングラスをしてコーヒーの飲みながらバイブルを読む。

コーヒー飲んだの初めてで感動してた。平和だな☆


【仕事編】農家の感謝祭

こんばんは、ルワンダは夜の10時です。徐々に乾季に近づいているのか雨があまり降らなくなってきました。と思ってたら今日は土砂降りで雷まで鳴っていた。でも気温はこちらは15〜25℃程の過ごしやすさ。やはりクリスマス気分には程遠いですが、同期隊員の家ではツリーで気分高揚⤴︎

よく見てください。
アガセチェと呼ばれる伝統的なバスケットが飾られています。(茶×緑、ピンク、白の3つ)飾り付けにもってこいのかわいいオーナメントですね(*^◯^*)

さて、そんなクリスマス気分の皆さんに珍しいイベントのご報告。

先週末に支援しているHuye Coffee Mountainという会社のFarmer Dayという催し物に行ってきました。

⚫︎目的:輸出会社としてコーヒーを生産している農家への感謝を表し、エリア毎の表彰で労をねぎらう。
⚫︎場所:フイエ
⚫︎参加者:輸出会社RTC、コーヒー加工会社フイエマウンテンコーヒー、農家300人ほど、郡庁の偉い人たち、政府機関の偉い人たち。
農家さん達です。
⚫︎賞金や賞品:お金や農薬散布機などが今年の生産に基づいてそれぞれの地域に贈られる。
これはお金。
これは散布機。これでまた来年ももっと美味しく作れてやる気にもなるっていう作用がある。

我々も日頃から携わらせてもらっているので招待に預かりました。
街の子供達も珍しい催し物に駆けつけてきた。
そうやって見ていたら声を掛けられて、なんとフイエマウンテンコーヒーから僕らにも表彰状がありました!
この受け渡しの時にちょうど居なかったようで、後に渡して気付きました。なんか優しいですね(*^◯^*)

⚫︎イベント:偉い人たちのスピーチ、ルワンダダンス、表彰式、劇、コーヒーサロン。
やはり催し物には必ずこのルワンダダンスが欠かせないみたい。
劇は、「コーヒー作って貰ったお金はお酒に使わず貯金して大事に使いましょう」というメッセージが詰まったものだった。

ルワンダのコーヒー農家はだいたい男性主体が多く、その多くはお金が入るとすぐに飲みに行って使い果たしちゃう。だから女性がしっかり財布を握って管理する。そんな背景がありこの劇も作られたのだろう。どこの世界も男はそんな感じなんだなー笑。

そして農家の人たちが自分のコーヒーを飲んで楽しむコーヒーサロン。みんなとても楽しそうに飲んでたのが印象的(^^)

農家を搾取する会社が多い中で、しっかりと農家に感謝を示し、農家の人がもっと頑張ろうと思う環境を作れるかどうか。本当にそこが大事だと感じた。フイエマウンテンコーヒーの農家はみんな誇りを持って生産してるんだなーって。
こんな会社がどんどん増えていったらいいなーと思う今日この頃のそのだひろでした。