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2016年7月31日日曜日

ルワンダ人が主催するアートイベントは果たして成功するのか?

前回の続きとして、ローカルNGO【UMUSARE(ウムサレ)】の活動の中心の一つであるキガリ・アート・フェスティバル(第2回目)の様子をお伝えします。


<概要>
●日程:7月17日(日)10:00-19:00(アフリカ連合会議がキガリで開催された期間)
●場所:Villa Portofino Hotel Kigali(スイス資本の綺麗なホテル)
●入場料:大人3,000rwf(日本円で400円程度)、子供タダ(子供連れターゲットのため)
●コンテンツ:アートショップ50店舗、体験ブース4店舗、若年層によるライブミュージック、ルワンダダンス、アートパフォーマンスなど

<事前マーケティング>
●NGO発足の認知度向上のためのメディアカンファレンス実施
 →戦略PRとして数々の主要メディアが掲載
 ★EAchamps
http://m.eachamps.rw/article/2359/Kigali-Arts-Festival-igiye-kuba-ku-nshuro-ya-kabiri.html
●ラジオやTV出演多数
●SNSを使った外国人滞在客への露出
https://web.facebook.com/kigaliartsfestival/
●外国人が出入りする場所へのバナーやパスター設置

<当日の様子>









<結果>
期待している集客よりもだいぶ差が出ました。(まさかの見込比10%くらいの集客!!)
その原因は上記の通りです。

ルワンダ人に任せていたのですが、やはり慣れていないのでなかなかうまく回らないことも多く、1週間前から考えられないことが起きててんやわんやしていました。でも、それも含めて勉強だと思ってやらせた結果が上記です。更には当日はアフリカ首脳が集まる会議があったせいもあり、予期しない形でいきなり道路が何時間も封鎖されて入場できなくなるアクシデントも重なってしまいました。(でも収益75万フランはルワンダ人工芸職人の平均収入で言うと5年分くらいになります!!!)

ということで、アートフェス第二弾は色々な不運(アフリカ首脳会議があり道路全部封鎖…)もありましたが無事に初めてのルワンダ人主導の元終わりましたーほぼ実務から何からやらずに任せてやってもらいましたー
NGOとして初めて迎えたお披露目会としては、日本の常識から言うと本当にショボいものなのかもしれませんが、彼らなりに、所得の低いハンドクラフト職人の人達や、働き口の無い女性支援のために頑張って最後までやり抜いてくれました。
任地フイエのブースも出していて、アーティストコラボ商品も売れました。ルワンダ大学の学生でもう結構な付き合いのインターン生がよく頑張ってくれました。商品はもっともっと良くなる伸びしろを感じさせられました。頑張ってくれ!フイエのみんな。
赴任2年目はルワンダ人を信じて大きなことも任せると決めてやってきて、なかなか予想もつかないことばかり起きてうまくマネージメントできないことだらけですが、そんなこんなで彼らの助けも借りながら日々悪戦苦闘してやってます。
収益性としては開催側で約70-80万ルワンダフラン(1000ドルくらい。ハンドクラフト職人一人当たりの一日平均所得で比較すると5年分くらい!)の利益が出て、これがNGOのもと、少しずつ若年アーティスト育成や職人へのワークショップなどに使われる予定です。創造性に弱いルワンダでぜひもっとクリエイティブな人材が育つように使われることを願います。
協力してくれたルワンダアーティストの方々やローカル企業、インターン生、NGO立ち上げメンバーに感謝です。
大事なのはフィードバック。ここでいかに反省をして次には完璧にできるようにさせるか。とっても長く時間をとって、次どうするかをNGOの皆で検討してもらいました。
次は信頼を回復する回になるはず。12月に開催予定ですが、その前にNGOとしてたくさんやるべきアクティビティを進めて、満を持しての回にしないといけません。これからのルワンダ人の力に期待しながら、まずは2回目が終わりました。









素敵なルワンダ人達がいたからできたモノ。ぜひ彼らの中に大きなマインドが残ることを信じて。

<ちなみに>
フイエの組合の商品ももちろん展示しました。こちらも例に習い、ルワンダ大学の学生に担当させました。
まずはコーヒーの限定パッケージ
そして伝統的飲み物バナナワインの限定パッケージ
更に国立公園で大切に保護されて作られた糖度抜群のハチミツの限定品
またルワンダアーティストとコラボした、そのままでもギフトになる特産ジャムの限定品
 
コーヒーを少しでも広めようとの思いが詰まったコーヒー農園・農家のデザインをあしらったエコバッグ

集客が少なかったフェス全体の売上からするとおそらくダントツで1位だったであろう7万フランの売上を稼ぎました!!!よく学生のインターン生が頑張ってくれました。

こうやってビジネス体験をさせることでの気付きをぜひ、彼らが卒業して起業する時の糧にしていってほしいなと願いを込めております。




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