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2015年4月8日水曜日

【知ってほしい】ルワンダ虐殺追悼週間

いつもと違って真面目に書きます。でも読んでほしい。そこには歴史があり、現実があり、学ぶことばかりだから。

今日4/7は「21年前にルワンダ大虐殺が開始された日」。

※ルワンダ大虐殺についてはコチラをご参照ください。
wiki:http://ja.m.wikipedia.org/wiki/ルワンダ虐殺
naver:http://matome.naver.jp/m/odai/2139709300300186401

今日4/7は学校や役所などの公的機関、飲食店、市場を含めた全ての施設が休みになりました。そして明日から1週間は全ての施設が午後が休みになります。ほとんど全ての機能がストップする期間です。
普段はごった返してる道がガランとして誰もいない。ほぼ全ての人がそれぞれの地域の犠牲者に祈りを捧げる追悼イベントに参加し、生存者同士での対話が行われる。国民全体が同じ過ちを2度と繰り返さないように、21年続いている。
「21年前にツチ族に対して行われた大虐殺を忘れないために」と書いてあります。こう書かれた施設がたくさんあって、たくさんの人が話をしていました。1週間丸々国としての機能を捨ててまでも、追悼期間にして過去を偲び、未来を考える。とても意義のあることだと思った。


ルワンダ人から見れば、僕のようなムズング(外国人)として、21年前のこの出来事をジブンごと化するのはなかなか難しいと思うと思う。

ただ、21年前は自分ももう生まれている。運命が少し違ってたら、自分も同じ境遇にいたかもしれない。

「私には親しい友達が近所にいた。昨日まで一緒に遊んでいたその友達が、ナタを持って私の妹を殺し、次に私を殺そうとした。私が傷つけられ動けなくなったのを確認した後、彼は家を出て行った。」

キガリの虐殺記念館にはこんな当時子供だった人の記述があった。

また、ホームステイをしていた時の同期隊員の話。ホームステイ先に雇われていた家政婦はだいたい27〜28歳くらい。大虐殺を経験した。目の前で父親の首が切られ、目の前で母親が頭をかち割られ殺されるのを見たと言う。身寄りが無くなってどうしようもなくなったから今、親戚のところで家政婦をしている。でも毎日を必死に、辛いだろうけどしっかりと今を生きている。

日本にいたらこんなことが、こんなに近くの世代に、こんなに残酷なこととして現実に起こっているなんて信じられない。自分もルワンダに来てみないと全く分からなかった。

今、普通に一緒に働いている人たちはこの大虐殺をまさに経験している。人口の1/10に当たる100万人が3ヶ月で殺された。親しい友人ですら信じられなくなる状態は、想像を超えている。改めて、ついこの前のことであるこの出来事から、こんなに早く立ち直っているこの国の強さを感じた。

ジブンごと化は正直に言ってできない。でも、少しでも多くの人にこのことを伝えたい。そしてそこから頑張って『生きている』この国の人たちのことを知ってほしい。そう思って書きました。

表現が強いものもあったけど、これがこの国で起こった現実。それをどう捉えてどう自分の人生に取り入れるか。今日を機会にとっても考えさせられた。


ルワンダ人の笑顔は、たくさんの辛い体験を背負った末に出る、生きる喜びなんだなと思う。


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