そしてそれはコーヒーを買う側のピークとも同じで現在多くのバイヤーさんがルワンダを訪れています。
ただ、日本からのバイヤーさんは他の国に比べると少ないのが現状です。距離も遠く、またなかなか現地にいって見てパートナーシップを組んでやるようなところはなかなかないからです。
でも先週末にお客様が来てくれました。昨年の10月の日本帰国時にSpecialty Coffee Association of Japan 2015でルワンダブースでお会いしたONIBUS COFFEEさん。詳細は以下のホームページで。
今回はルワンダ最大の輸出会社RWACOFと任地フイエの大きい輸出会社RWASHOSCCOへの2日間お連れししました。
★1日目
RWACOFへ。昨年まで色んなコーヒー関係者に会ってきたので本当にこういう時にはたくさんの人が協力してくれます。社長も快く引き受けてくれて車の手配、工場見学、カッピングまで全て準備万端でやってくれました。
左の彼はカッピング資格試験でも一緒だったエマニュエル。頼もしいやつです。右の方々がバイヤーさん。最先端の機械を使った厳選法は見ていても楽しい。
1つのサンプルにつき4カップ出してもらいました。なので合計104カップ。独特の味わいがあって点数も高いものが多かった。やはりシーズン初めなので、新鮮なフルーツ感があるものと、少し未熟なものが混在するカップでした。
★2日目
RWASHOSCCOが管轄するキガリから一番近い北部のmusasaという場所の農園、ウォッシングステーション、そしてカッピングに。ここはカップオブエクセレンスなどの国際品評会で常に入賞し続けるレベルがかなり高い地域です。ここでも車の手配から昼食など全てをアレンジしてくれました。社長は昨年10月に一緒に日本でルワンダコーヒーの宣伝をした人でとても優しくて懐の深い素敵な人です。
完熟豆だけをしっかり取れてるか、コーヒーツリーは手入れされてるか、そのような細かいバイヤーさんの目線を教えてもらいました。
musasaは1年ぶりに来たけど本当に綺麗な場所です。山のてっぺんに加工場があり、眺めも良く、かつ機械も最先端でとても品質高く保たれています。オペレーションもとても管理が行き届いている場所で、バイヤーさんからもこんなにしっかりやってるところは珍しいと言って頂きました。それを社長に伝えると本当に喜んでいて、こちらも嬉しくなってしまいました。
やはり加工もチェリーもきちんとされてるので、しっかり味にも反映されて高品質。綺麗な味わいのものが多かったです。
ということで2日間のアテンドを終えて帰ってきたのでした。
【学んだこと】
①情報発信の大切さ、現地のリアルな情報の作り方
→実際バイヤーさんにはなかなか距離も遠くてルワンダの情報がリアルに伝わらない。でも今回お連れさせてもらって実際の農家や加工現場を見てもらうと多くの新しい発見があったようで、こちらとしても本当に多くのことを気付かされた。情報がないとなかなか売りこめない、でもそれがあれば売り込める突破口になる。ルワンダに来てもらうことの意義を改めて感じるとともに、ここからの情報発信の仕方もまた考えされられた。
②日本のバイヤーさんとルワンダの輸出会社を繋ぐボランテイアの役割
→ルワンダの人達はなかなかコミュニケーションに苦しんで日本人との関係性をうまく築けないことが多い。それは日本人の「本音と建前」のようなビジネスでの姿勢も大いに影響している。だからこそ、ボランテイアがしっかり繋いで関係性を構築してあげることで、今後からの深い交流、そしてビジネスの継続性に繋がると強く感じた。今回がそのきっかけになってくれることを切に祈りたい。
③1年目でルワンダ内コネクションを作ることの大切さ
→今回アレンジしたのはどれもルワンダを代表するコーヒー会社。そんなところの社長さん達が1ボランティアの依頼を歓迎して精一杯もてなしてくれました。とても嬉しかったと同時に、去年1年間をほぼコーヒーに捧げて政府関係者やトップの人達とやり合ったことが今に繋がってるんだなと感じた。1年目は「見る時期」だと言う人もいるけど、自分としては「どんどん挑戦すべき時期」と思って取り組んだ結果、2年目がだいぶ充実した関係性になっている気がする。自分の幅を広げるってシンドかったけど、今後の活動にももっと活かせると思った。
④ボランティアとしての出会いに感謝
→前までの自分なら絶対お会いしていない方々とご一緒させてもらっていて、たくさんの刺激をもらってる。一期一会の精神で、色んな人から勉強させてもらえることに感謝して今後も尽くしていきたいと感じた。
ルワンダコーヒーをもっともっと多くの人に届くように、そしてもっともっと農家さんが楽しく幸せな人生になるように、また気持ち新たに頑張ろう!
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