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2015年12月18日金曜日

【総選挙】ルワンダ憲法改正

ルワンダからこんにちは。
今はルワンダ時間午後2時です。

Q.なんでそんな時間にブログやってるんだって?

A.それは、本日は憲法改正の国民投票日による配属先含めたほぼ全ての機関が休みになったためです。
写真は選挙特番。

Q.なんで憲法改正するのかって?

A.それは大統領選挙が2017年に行われるからです。

Q.なんで2017年の大統領選挙だからって今憲法改正の国民投票をするのって?

A.2017年の次期大統領選挙に現政権で2期目を満了するカガメ大統領は現状の憲法の規定上出れない。3選をするためには憲法改正を行い合法的にに出馬するしかないため。

Q.そんな独裁的な憲法改正が行われていいのかって?

A.民主主義精神には反する。そのためアメリカなどの国は否定的な見方。ただルワンダ国民全体に絶大な人気を誇るカガメ大統領のこれまでの功績を見ても、後見人がおらず再選することによるメリットの方が大きいと大勢の国民が納得している。

Q.途上国での選挙は利権が絡んで暴動が起きたりしないのかって?

A.大いに利権が絡み、反政府勢力もいるためリスクは高い。過去には手榴弾が市場に投げられるなどの事件も起きている。だから僕は今日自宅にて謹慎しているわけです。

Q.国民投票による憲法改正の可能性はって?

A.個人的な意見だが、おそらく余裕で改正賛成されるだろう。理由は2つ。1つ目は国民全体が現状政権に満足していること。2つ目は政府側の人間が全国津々浦々の情報不足の村々(全体の半数以上がこれに当たる)へ行脚し憲法改正の説明をしていること。これにより肯定的な見方が強まると考えられる。

※このブログ投稿後に賛成98%の圧倒的支持で可決されました。
http://www.newtimes.co.rw/section/article/2015-12-19/195423/

Q.アメリカなど欧米の反対は問題ないのかって?

A.支援が全予算の40%を占めるルワンダにおいて、支援元である欧米の反対を押し切ることによるリスクはかなり大きいと考えられる。推察するに、支援が無くなるリスクは低いと考えたのだろう。それは欧米諸国も現政権による統治リスクと、選挙による騒乱リスクを比較した時に、前者の方が良しとする可能性が高いからか。

Q.今治安は大丈夫かって?

A.任地フイエでは特に何も起きていない。ただとてもとても静かで、出歩く人もほとんどいない。おそらくみんないちはやく選挙を済ませてテレビを見てるのだと思われる。
これが投票用紙。


そんなわけで、国の歴史的瞬間に居合わせている気持ちは何とも言えないですが、賛成反対によらず、平和で前向きな社会に向かうことを祈ります。
そんな突然の休日を自宅の警備員と。

サングラスをしてコーヒーの飲みながらバイブルを読む。

コーヒー飲んだの初めてで感動してた。平和だな☆


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