皆さんこんにちは。
約10日空いての投稿でご無沙汰しております。それもこれも先週末の大きなアートフェスの成功をさせるために、ドタバタ余裕無い状態で仕込みをしていたからでございます。
なぜこんなフェスをやるのか?理由は2つ。
①生産者側:ハンドクラフトはハンドメイドの割に全然お金にならない産業。だから若手が育たない状況。その儲からない伝統産業をアートとコラボして今風にさせる/体験型などの新しい側面を見せることによる産業活性化を狙う。
②消費者側:ハンドクラフトの知識が無い状態で、なかなかお金を落とさないのが現状。その状況に対して、ストーリーを見せる(手間がかかる工程やこだわりポイント等)ことによる付加価値の創出でお金を落としやすくし、ルワンダ文化への知識を増やすことを狙う。
一言でいうと、スポットライト当たらない地方でハンドクラフトに従事するおばちゃん並びに若手アーティストに、観光客にアピールする場所を提供したいってことでした。そこから頑張れるようになってくれたら、ビジネスやデザイン性の奥深さに気付いてくれたらこの産業はまだまだ良くなると思った訳です。
大きくはこの2つを軸に産業を動かすムーブメントになればと思い、大々的に認知・興味喚起になる戦術を立てました。
●課題
a)今回が初めてのイベントのため認知・信用が無い
b)ルワンダ人として初めてのマネジメントに不安を抱える
c)カネになるイベントに仕上げて今後も継続する必要性がある
●対策
a)認知を上げるメディア戦略
b)コンセプトを浸透させるためのコンテンツの整合性を確立
c)マンツーマンでルワンダ人にコーディネートを教育
d)コスト・利益計算の徹底と成果の共有
●イベントコンテンツの計画
★ハンドクラフトフェスティバル
a)手間が分かる体験型ハンドクラフト講座の開校
b)地方で最終顧客を見たことが無い職人の招集
c)若手アーティストによるルワンダ画のコンテスト
d)オシャレデザイナーショップ&雑なお土産屋さんの同時招集による技術シェア
e)子供に伝統業を見てもらえるよう、12歳以下入場料無料
f)子供をターゲットにした土産物屋の招集(フェイスペイント・おもちゃ屋)
g)認知上げるためのオリジナルグッズのキャンペーンとグッズ販売
★ファッションショー
a)子供モデルの起用
b)若手モデルの積極的採用
c)若手デザイナーの積極的採用
d)アート全てが体感できるようダンスと音楽をくっつける
e)伝統ダンスに子供ダンサーを起用
f)ミュージシャンにルワンダの若手を起用
●イベント認知向上計画
a)コンセプトをPRするため事前メディアカンファレンスを開く(口コミ)
b)街の中心へビルボード
c)ターゲットとなる外国人のいる至る場所へのポスター設置
d)口コミ大作戦
e)Websiteの立ち上げとFacebookを通じた話題の拡散
f)地元外国人用メディア(食べログみたいなやつ)の活用
●ルワンダ人マネジメント
a)定期ミーティングを開催する
b)責任逃れできないようになるべく多くの人を絡める
などなど。物事を進める上での準備はもうルワンダ人にやらせるから万端にしないとできないことが多いのです。で、できるはずでした…
それでも本当に理解できないことが多々起こるわけです。。。
①メディアカンファレンスをするのに、当該ホテルに一言の告知もせず実施
→ホテルぶち切れ、信用無くし、開催1週間前に開催場所がキャンセルされる
→カンファレンス後の場所変更なのでメディアに伝えないといけないが伝えない
→結構な人が、変更前の場所に行く可能性大。。。
②やっとのこと代替ホテル見つけたのに、開催3日前までファッションショースタッフが決まらない
→3日前に担当者が投げ出してきたw何回もしつこく確認してデザイナーもミュージシャンもダンサーもMCもDJも大丈夫だと言っていたのに、まさかの3日前にデザイナー2名しか招集していないことが発覚する
→ブチ切れwそして元協力隊員の方の力をお借りして展開を打開してもらいました。。。
③前日準備時に会場の「ダブルブッキング疑惑」が浮上する
→明日の準備をしていたら、外国人グループが「明日はここ1日中会議だけど何してるの?」と言ってくる。
→「ま・じ・で!!???」となる。人は目が点になるというけれど、本当になるってあんまりないんだけどね。なっちゃうよね、うん、なっちゃうよね。
④何回も体験型ブース担当者達を目で見て確認して何するかを話したいというも、「あいつらは大丈夫、分かってる」の一点張り。
→当日、電話で言っていたことが全く伝わっておらずてんやわんや!
→地方の人たちなので帰ることも時間がかかりすぎてできない中で、その場で色々と対応する
などなど。準備って大変だよね〜〜〜っていう話ですね。
はい、もうね、後ろからいきなりカンチョウされようが前から塩投げかけられようが、あまり動じないくらい物事に無頓着になっていきましたよ、こんなんやってるとねww自分の懐の狭さを感じざるを得ませんでした。。
こうして先週末のイベントは開催を迎えるのでした
写真は体験型ブースのそれぞれの説明ラミネート。
さて、結果はいかに!!??
つづくのでした。
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