僕の周りの人なら「コーヒー」って即答してくれると信じてます。そう、でもその答えは「ゴリラ」。
この国に観光来る人の目的の多くはマウンテンゴリラをひと目見たいからです。観光業の利益はほとんどこのマウンテンゴリラツアーから出ています。だって、1日のツアーで$750もかかるんだからね。
そのゴリラ観光をより盛り上げるためにルワンダ観光省が管轄する催し物が【ゴリラネーミングセレモニー】。大統領までイベントに駆けつけるほどの国家セレモニー。
でも、簡単に言うと、新しく生まれたベビーゴリラに名前をつけるだけですが。ただそのネーミングをする人が豪華だったりするのです。ハリウッドの有名女優だったり、ルワンダの有名なアーティストだったり。
そこにはなんと!
3万人の人が集まるんです。そして、観光客は500人も!更には国外旅行会社関係の人が50名も!
つまりね、最大のチャンスだったわけです。
で、もちろん観光省に突撃したわけです。フイエという素晴らしい街を、ルワンダコーヒーという素晴らしいプロダクトを、プロモーションする絶好の場だと。
そしたら、二つの確約を取れたのです!
①国外旅行会社関係の人たちにフイエツアーを企画して回ってもらう
②ゴリラネーミングセレモニーに「タダで」出店してコーヒーを宣伝する
この2つは大きい。
なぜならば、
①国外旅行会社関係者と顔見知りになれる&ツアーが新しく組めてお金が落ちる仕組みを作れる
②宣伝効果のレベルが違って箔がつく
という理由があるから。
というわけで僕のパートナーhuye mountain coffeeと行ってきましたよゴリラの聖地ムサンゼ(首都キガリよりバスで2時間)
今回も後輩隊員サトシが協力してくれました(^^)いつもありがとう!
さて、ここからはそんなゴリラネーミングセレモニーで驚いたことを中心に実況していきます。
〈前日〉
①明らかに前日に場所準備がされていた
②有名歌手が僕らのブースを下見に!
地元人気すごくて子供の人だかり半端ない。
③準備万端な我ら。ドーン!
a)スペシャルステッカー
b)ゴリラを彷彿させるフレーバー
c)限定の伝統布パッケージ
④準備終わったので競合ブース確認。
⑤テレビスタッフがブース訪問。
「ルワンダ語しゃべれんのか?面白いな!1回テレビ出るか!」そんなノリでテレビの取材が。
→ちなみに2日後にOAされてJICAのスタッフから連絡受けました(^^)ウチにはテレビ無いから見れませんでしたが。
そんなこんなで前日は終了。
〈当日〉
①大統領が来るために【全部の電子機器が没収される】‼︎
ということで写真が一枚もありません。大統領は肉眼で見ました。結構近くにいた。念願のご接見叶うも写真撮れず。
②大統領来たら誰も動けない‼︎
大統領の来るタイミング知らなかったが、来た段階での飲食は禁止。途中抜けなど有り得ない。全員起立。そんなルールがローカルにあるらしいと聞かされる。おかげでその後のアポイント遅刻。大統領の力、半端ない。
③コーヒー提供したいのに大統領来るから電気は使えない‼︎
大統領が来るから電気関係は全部使えないというルールの煽りを受けていきなり使えなくなる。え?アホなの?コーヒー作れないやん。大統領‼︎
④雨季に入り大雨‼︎
ブースに立ち寄るターゲットが激減。。。これはどうしようもない自然の力。なかなか厳しい現実。
⑤かなりの大オーディエンス‼︎
ローカルが3万人も収容されていたらしい。それはそれでスゴイ。そして有名人にも飲んでもらえた。ここは素直に喜べる。みんなのマインドがルワンダコーヒー=フイエのようになればいいな★
⑥結果
a)目標:14万フランに対し、結果:10万フラン(到達度70%)
b)観光客がコーヒーツアーに興味ありブロシュアー提供多数
c)地元ムサンゼのカフェからサプライ要求でビジネス締結
何とも写真が無いという残念な報告。大統領ってスゲーんだなと思いました。
ということで、最大のイベントが終わったわけですがなかなか課題も多い。雨や電気やプロモーション、全ての点で学ぶことが多かった。
でも良かったことは、1年目に出来たこと。これは来年の招待に繋がる持続的関係を構築したということ。今回がその一助になるようにこれからまた観光省にフィードバックをする予定。
国外旅行会社関係の人たちにどのようにアピールできたのか、そのフォローアップも確認しないといけない。
課題はあるけど今後に活かせる。来年はもっと事前に準備して動いてインパクト最大化するためにやらないといけないなーと。
とりあえず、テレビに出たからそのだ☆ひろの認知もウナギノボリ?
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