最近面白いことが活動の中でなかなかできずに四苦八苦しているそのだひろです。
家を守る警備員に「Mwaramutse(ルワンダ語でおはようの意)」って
日本語でなんて言うのと言われて「うるせー」って言うんだよと言ってしまってから、
毎日朝会う度に「うるせー」って言われてイラっとします。そのだひろです。
サステイナブルって何だろう。何をしたら自分のしたことが未来永劫、国のために残せるのだろう。協力隊員はいつもこの難題にぶち当たり、いつも悩みを抱えて生きて行くもんだと思っています。自分の2年間したことが受け継がれて行くこと。そんな未来を作ってみたいもんです。
いきなりでなんですが、プロジェクトを作ってみました。
題して「HiPro」(ひぷろ)※仮名称。我ながらセンス無いなと。全っ然良いものが思いつきません。マーケターの先輩方、醜態さらしてすみませんww
−命名所以:HiroがやっているProject (笑)
−目的 :
a)自分が勝手にやっているプロジェクトと配属先のプロジェクトを区別するため
b)プロジェクト化するとやたらやる気になってくれる人が増えるためw
−実施事項:
★大きなゴールと戦略が決まり、そこを戦術というプロジェクトで詰めて行きます!
①コーヒーフェスプロジェクト:国内全体コーヒー批評会として国内市場活性化を図る
②喫茶店プロジェクト:飲用習慣の無いローカルへコーヒー普及による文化定着を図る
③フリーマガジンプロジェクト:観光ソースの活用と地元コミュニティの活性化を図る
④イソコプロジェクト:市内市場をてこ入れし、かゆい所に手の届く売場作りを啓蒙する
※配属先では主に「道の駅プロジェクト」として観光ニーズの創出と付加価値向上に関する支援を行っている。
−メンバー:そのだひろ+インターン生若干名(私だけではもうキャパ越えなので)
−想い :このインターン生達が自分の2年間の任期後も考え方を継承し持続させてくれること。あわよくばルワンダ語通訳にもなるし勉強になるしね。
ということで、国立大学があるフイエというこの街の特性を活かして大学生をインターン生として雇用することにしました。
●6月2日(火)にFacebookやWhatsapp、直接サークルへ出向きアナウンス
<応募要項>
・6月〜9月の大学開始前までフイエに滞在している
・平日朝8時〜夕方5時まで働ける
・モチベーションが高い
・マイクロソフトオフィスが使える
・時間を守る(←僕として大事!)
・無給(←彼らとして大事!)
そのくらいの要望しないで募ってみました。
ちなみに上記期間はルワンダの大学は年度が終わって暇になって
学生がインターンを探す良いタイミングだそうです。
↓
●6月5日(金)に〆切
案の定、何人かが土曜日や日曜日にメールをくれる。
即「お祈りメール」を送って時間を守れない人はダメだという主旨を伝えてお断り。
総勢15名もエントリー。タダなのに素晴らしい。
<面接課題>
・面接時にPPT(パワポ)3枚使って自己紹介をしてください。
・フォーマットや書く内容は自由です。
・目的は提出後にレジュメとして使用するのと、創造性を見たいため。
こんな課題、自分なら「嫌だな」と思うな〜。創造性とか、面倒だな、とかね。一般論ですが、ルワンダではなかなか情操教育が行き届いておらず、自分の発想を持つことやそれを表現することが苦手とされている。それについて国立大学の人たちがどういう視点で魅了してくるか気になってこんな嫌な質問を課してみました。
↓
●本日6月10日(火)面接実施
さすがに時間を守ることを要望していたのでルワンダ人には珍しくみんな時間通りに面接を受けにオフィスへ。がしかし、なぜか面接時に「給料を払ってくれ」という人が現れる。「要望に書いたでしょ」というと寂しそうに帰って行きました。まぁ、気持ちは分かる。
<思ったこと>
・生意気ながらに面接してみて、面接官の気持ちがすごい分かった。
・一目見た印象、話し方、これで50%決まる。
・そして個性。ここがあるかないかで残りの50%が決まる。
・自分の面接時代は本当にダメだったなと反省。自分が面接官なら取らなかったろう。
・ルワンダ人の面接課題→ほぼ全員同じフォーマットww大学にフォーマットあるんかね。私、創造性って言ってましたけどね、創造性はインターン経験や小中高大学の知識にすり替わっているみたいな印象。
・生年月日が1月1日が多すぎる!!(15名中6名が元日生まれ)後で聞く所によると出生届を出し忘れて1月1日になってしまう家庭が多いとか!初めて知った。人口の30%が元日を楽しみにするようである。
●本日夜にインターン生にメール。電話は夜なので控える
☆メンバー紹介☆
①Egide君(4年):今はルワンダではメジャーではないマッシュルームを世に広めたいというのがインターン後の彼のやりたいこと。その想い、コーヒーで具現化してみてほしい!
②Alineさん(3年):三度の飯より時間を守ることが大事という彼女。同じくマッシュルームを広めたいと熱く語る目は輝いていた。マッシュルーム僕は好きになれませんがww
③Assumptaさん(4年):一見するとザ・女子大生の彼女、実はガーリックを自分で作って売っているとか。ルワンダ人が食べないガーリックがとても好きで魅力を伝えたいと熱い話をしてくれました。
以上3名。全員農業ビジネスに興味があり、さすが農業従事者80%の国ルワンダと思わせられた。全員ルワンダ語・英語・フランス語がぺらぺら。それにスワヒリ語もできるなんとも語学達者な方々。彼らがこの3ヶ月で主に②喫茶店プロジェクト③フリーマガジンプロジェクトをコンプリートする補助をしてくれます。基本的には彼らのやりたいことに任せ、ビジネスプラクティスをさせてあげるのがインターンの目的です。
ただ、そこにビジネスに使う方法や考え方、表現の仕方を少しでも伝えてあげられれば、理論ばかりでなかなか実践する機会が教育上ない彼らにとっては有効なはず。
何より、自分で考えて形にして世に出すことの喜びを彼らには知ってほしいと、自分もまだまだ経験は浅いというのはあるけど思った。
こうして「HiPro」はようやく始動したのだった・・・(まだまだ違うネーミングを随時絶賛募集してます!!笑。コメントください!!)
彼らの活躍を応援してください!!^^
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