園田裕明、ランキングに参加してます!皆様の「イイネ!」の1クリックをお待ちしております!!

2015年4月27日月曜日

【簡易分析】ルワンダ物価水準


バス移動中です。毎日雨季で営業に行きたいのになかなか行けずフラストレーションが溜まる今日この頃。ルワンダご飯は毎日全く同じ物が出て来るのでこれまたフラストレーションが溜まります。

最近のトピックは、現地で働く日本人教諭の平和学の授業を聴講したこと。ルワンダはジェノサイド以降、加害者側と被害者側の融和を図っています。その考え方を発展させるためにも、とても意義のある授業だなと感じました。詳しくは今度。
6年ぶりに学生に戻りましたよ3時間だけ。そんなそのだ☆ひろです。


さて、今日は商品価格をセットするのに必要なルワンダ物価水準をご紹介します。日本の皆さんには衝撃的かも知れないですね。


【商品物価表】※Huye市内そのだ調べ


【売り方】
基本的に野菜や果物などの食べ物は量り売りが基本です。
1kgって一人暮らしじゃとんでもない量なんです。だからいつも100rwfで何個買えるか交渉します。

ちなみに鳥は1羽単位です。自らサバきます。

【価格の違い】
現地で取れる食料品以外は基本的に高い。なぜならばほとんどが輸入品だから。
シャンプーなんか輸入品しかないから本当に高い。普通に日本より高いものばっかりです。だからルワンダ人はみんな、安い石鹸で全てを済ませます。

更にはインフラ系の値段の高さ。日本かここは!と思うくらいです。携帯電話はチャージ式で使う分を前もってお金入れるんですが、仕事で話してるとすぐ無くなります。だからルワンダ人になるとみんな、俺の携帯にワン切りして俺が電話掛けるのを待ちます。掛けられた方はタダだから。なんて面倒な奴らだww

【食費推定】
ルワンダ人の一人暮らしの食費水準を見てみましょう。
昼は格安ビュッフェに、夜は家でパスタだけの仮定です。普通はもっとふんだんに炭水化物まみれの料理が出るかもですが、比較的低い水準で見てみましょう。

そうすると、1日約¥350で生きていけます。ふむ、安い!

【貯金】
この生活水準で支出し、収入が市場のおばちゃんレベルだったとすると仮定して、月にいくら貯金できるか検討てみよう。ヒアリングベースでは、市場の量り売りしてくれるおばちゃんは平均毎日4000rwf(¥700)くらい稼ぐそうです。そうすると以下のようになります。

保険代とか分からないものは全て抜いてますが、貯金は出来ますという結論です。単純に言えば、1週間分くらい食べれる貯金が毎月出来る。

ちなみに自転車に乗るのは1km100rwf、安い自転車を買うのは50000rwfらしいので3ヶ月でチャリが買えます。

最新の携帯で一番安いのは30000rwfくらいなので2ヶ月我慢すれば携帯も新規でいける!


そんな暮らしが出来る人もいれば、もちろんそれより低い賃金で厳しい現実と向き合いながら生活している人が多くいます。


ルワンダのGDP per capita(実質一人当たりGDP)は420000rwf(日本円換算¥70000)です。市場のおばちゃんが頑張った時の年収は1440000rwfなので3倍強。いかに所得が低い人が多いか分かります。


国連の定めるPoverty line(貧国基準)は1日当たり$1.25以下。年に換算すると$456。ルワンダ通貨に直すと約330000rwf。国全体で言うと、本当に貧困基準のちょっと上くらいに位置している現状。


Huyeにはルワンダで唯一のソフトアイスクリーム屋さんがあります。とても有名。でも客はみんな外国人。

僕らから見れば、アイスクリーム一杯600rwf(¥100)は安いし美味しいし、ルワンダ人も甘いもの好きなんだからもっと食べに来たらいいのにって思いますが、この生活の中では、ルワンダ人から見ればなかなか気楽に食べられるものではないんだなと改めて認識しました。


ルワンダの食事は毎日同じだから飽きるなーって冒頭で言ってましたが、その国の質素さや生活水準に触れながら生きるのも大事だなって思い知らされました。



よし、今日も豆と芋と米だっ!(全部炭水化物っ!)


2015年4月24日金曜日

【発表会】ルワンダ人視点の日本分析

今日の1枚



こんにちは、今日は金曜、午後はスポーツタイムです。いわゆる形式立てたお休みです。


最近ルワンダ人の感覚がちょっとずつ分かるようになってきたみたい。

ご飯を食べる時や市場や生産農家に訪問した時のハエや虫なんか当たり前だろと思っていたら、協力隊で新しく3月から来た隊員が、「こんな衛生状態だとダメだ、変えなきゃ!」と言っていて、「あ、これ普通じゃないのか(・ω・)」と気付いたんです。
こんなにハエたかってるんだから。


ハエなんかもはや食ってまいますよー(・ω・)ノ


…いや、強がりです、ゴメンなさい。
あ、そのだひろです。


さて、今日はそんなルワンダ慣れしてきたヒロが日本文化を学ぶルワンダ人に会ったお話。

先輩隊員ナイケルさんのおかげで知り合った、日本ルワンダ学生会議というルワンダ国立大学と早稲田大学の国際文化交流サークルのメンバーのミーティングに参加してきました。
ルワンダメンバー(あと数名いるみたいです)がこちら。何名かの子たちは今年の2月に早稲田大学に3週間派遣されていたようで、とても日本に詳しい人たち。

彼らの目的は様々。
「日本の経済発展の理由を知りたい!」(学生らしくてイイね!)

「日本のアニメが好きで文化をもっと知りたい!」(そうなっちゃうよね!)

「小さい時から日本に憧れを持っていて日本語を勉強したい!」(感動しちゃうね!)

「日本の女の子が好きで!」(何かの見過ぎですね!)


さて!いざミーティング。集合場所・時間はルワンダ国立大学・夜8時。みんな授業があるのと、教室が学生に8時まで使用されてるのでどうしても始めるのはこの時間かららしい。

今までの経験上、とりあえずサークルやってます、みたいなところがルワンダは多いイメージだったので果たしてどんなミーティングになるのかとワクワク。


サークル長のPATRIA(写真左から2番目)が司会をしてスタート。英語ペラペラ。


今日の発表は「ヒロシマ」
発表者は事前に写真右から5番目の彼が担当で資料も豊富に作ったらしい。

いきなり結構重たいところから入るのだな。でもちゃんと毎回テーマと発表者を決めてやってるんだな、いいね、という印象。これは中身はいかがなものか…


感想…
だいぶ調べているっ!!!


そして、恥ずかしながら自分の知らなかったヒロシマの知識がたくさん詰まっていた。

コンテンツは以下
1.General info→ヒロシマって?
2.Demographic→人口動態など
3.Geographic→位置や気候
4.History→江戸時代から現在まで
5.Economy→主要産業
6.Education→公立システム
7.Culture(food/festival/sports)→お好み焼や広島カープなど
8.Transportation→ちんちん電車など
9.Tourism→原爆ドームなど
10.Discussion Topic→後述

なかなかガッツリ調べていてビックリ!
ヒロシマの人口が1945年から現在で13.9万人から260万人になったなんて!
佐竹記念館が広島大学内にあるなんて!

お好み焼きはなぜお客の前でわざわざ作るのを見せるのか?なんて!


考えもしたことなかったぞ。やるじゃないかルワンダ国立大学。

最後に、1番ハッとしたディスカッションテーマがこちら。

発表者の彼が言いました。

「ヒロシマが原爆後の70年でこんなに発展したんだ。我々が学ばなきゃいけないことは絶対ある。」


素直に感動しました。


正直、ヒロシマとナガサキの原爆とトウキョウ、キョウトがメジャーだからやってるくらいなのかな?と思ってました。

でも違いました。

この一言はとても大事な言葉として頭の中に残りました。だって、ルワンダは1994年のジェノサイドにより人口は激減、全てが壊滅したのです。つまり、ヒロシマと同じなんです。だからこそ、ヒロシマから学びを得てルワンダのために何かできないかを考えたいと思うわけです。

日本人として、まずヒロシマの知識は1回しか訪れたことがなく全然持ち合わせていなかったこと、ルワンダに来てここまで考えが及んでいなかったこと、そもそもルワンダのことを知る前にもっと日本のことを深く考えておくべきだったこと、そんなことに今気付かされました。


そこへ「ヒロから何かコメントもらっていいかな?」

少ない知識の中で一生懸命答えました。
「日本は戦争に負けて全てを失った。でも日本人は負けを認めてより良いものを受け入れようと努力した。アメリカを中心に1から憲法をはじめ教育や行政システムが構築された。他国からの支援を受けて忠実に自国の”変化”を受け入れ、一生懸命に国際社会に寄与しようと努力した。だからこそ、自国文化に固執しすぎず復興のスピードが速かった。もちろん良い面悪い面はある。」

さらに「ルワンダはどうモデリングしたらいいか」という話へ。

「ルワンダは日本と似ている。他国の支援を真摯に受け入れて、急速なスピードで文化を取り込んで自分のものにし、発展している。ルワンダ人は日本人と同じくハードワーカーだ。だから絶対にもっと良くなる。でも1つだけ日本人として言いたい。他国の文化を受容するだけでなく、文化と文化を融合して自分の国の良さを発揮できる発展の仕方をしていってほしい。日本は欧米に良くも悪くも偏っている気がする。例えばアメリカのものは何でも良いよねって傾向がある。でも、自分もそうだけど、日本人はもっと世界の中で日本を見つめないといけないと今日思った。だからルワンダの人には他の国だけでなく、自分の文化を好きでい続けて欲しいし、その文化をうまく発展させて個性を出して欲しいと思う。」

だいたいそんな話を英語でした。拙い英語で伝わったか知らんが、本当に面を食らった中で感じたことだった。


でもJICA二本松でやった日本人研究、だいぶ自分のことを助けてくれてたなって今初めて思った。


よく言うじゃん。


「世界を見る前に、日本をもっと知るべきだ」って。

それに対しては「世界を知る前に日本を知ろうとしても!その良さが客観的にわかんねーよ」と思ってた。

その日改めて思った。
「世界を見ないと日本は分からない。」

そして
「日本を見ないと世界に通じない。」


・日本てこんなに恵まれてるんだよ?
・日本人で良かったね?
・日本のいいところたくさんあるよね?
・日本の誇りはなに?


こんな質問、日本だけにいたら全然答えられなかったと思う。まず日本があまり良い国だって思ってなかったから。でも世界からは違う日本が見える。だから日本人としての誇りが湧いてくる。もっと日本を伝えたい。そうでないと、他の国たちの自国愛に負けて存在感が出せない。そう、アイデンティティーってとても大事だから。


色々だらだらと書きました。。


〈まとめ〉
世界は広い。その広い世界から見つめると、日本は凄い国なんだなって感じることができた。今日の日本ルワンダ学生会議の人たちのおかげで。ありがとう。もっと勉強します。



世界って広いんだなぁ。みつを


次回の発表は岡山県についてだそうです。果てしなく気になります。

2015年4月22日水曜日

【簡易分析】ルワンダミルクの秘密

とかく途上国はresourceが無い。
今日はそんなお話。

仕事が終わり、いつものようにふと買い物に行った夕方。ちっちゃなスーパーでは何週間に一回、大量に商品が納入される。まとめて仕入れた方が輸送コストも少ないし、ロットが多い方がリベートがあるからか、仕入れの頻度が極端に少ない。

ルワンダは内陸国で自国産業が全然育っていないので、ここで言う仕入れはもちろん海外から。主にケニア産だ。その中で、数少ないルワンダ国内加工業者が目に留まったので紹介しよう。


皆さんはミルクと言ったら何を思い浮かべますか?
こんな大容量ですか?※UK製品
それともこんなちっちゃいやつですか?※日本製品


どちらにしろ、フレッシュミルクですよね?他のミルクの種類なんか知らないですよね?

ルワンダには、
「ロングライフミルク」なるものがあります。なんと、9カ月もの間パックに入れてれば保存できます。
※ルワンダ製品

凄いなー、どんな会社だ?と調べてみたものを簡単に貼っておきます。

【INYANGE Industries,ltd 簡易分析】

【企業概要】
1997年創立。(ジェノサイドの3年後‼︎)本社キガリ。Crystal Venturesという100%ルワンダ資本による持株制。フレッシュミルクではなく、煮沸して保存期間が長めのミルクを軸にして現在ジュース、乳製品まで拡大。年間今後も更に付加価値品を発売予定で目が離せない。個人的にはアイスクリーム気になる。臭くないといいけど。

★マーケットプレゼンス
加工食品市場が毎年ルワンダでは4〜5%伸長しており、GDPの伸長とほぼ同等。コモディティーのために所得向上と連動していると考えられる。その中で市場シェアは各セグメント毎に記載しているが、圧倒的な知名度と売れ行きである。競合も4社いるがプレゼンスが低いので省略。個人的にはスーパーや路面店に行ってほとんどフェイスシェアが80%を超える。

★ブランドイメージ
カウンターパートに聞いてみた。
「INYANGEってどんな会社?」
→「生活の一部さ。毎日飲んでるよ。安いしね。」
神レベルの模範解答。ここまで生活に密着しているブランドは珍しい。やはりルワンダ資本というのが大きいか。カガメ大統領もルワンダの成功例として取り上げることもしばしば。ちなみに僕のカウンターパート、コーヒーはブラック、朝はスープ、好きな飲み物はビールです。あれ、牛乳は?

★価格・サイズ
先程のインタビューで「安い」とある。これも所得の低いルワンダ人に浸透したキッカケの大きなところ。(価格分布書きたかったがweb公式情報なしのため断念)どんな所得の人でも買いやすいように、小容量から大容量までサイズも幅広くしてあるのが良い。

★製品
ーミルク:◯大概ちょっと癖があるかなと思っていたが無い。とても飲みやすい。
ーヨーグルト:◎とても美味しい。ストロベリーが美味い。
ーミネラルウォーター:◯硬水ではなく軟水で飲みやすい。
ークリーム:?未食。
ージュース:△薄い。果汁30%もあるのかなってくらい。日本のなっちゃんを彷彿とさせるがあれよりもアメリカっぽい化学的な味がする。
→主要製品のミルクはより濃さや栄養飲んでる感が欲しい。主要ではないジュースには大きな課題がある。

★フレーバー
なかなかの種類がある。ただ、見分けづらい。パッケージにはまだまだ改善点あり。味はまあまあだが、それぞれが似通っている印象。また、強み・弱みにも書いたが、フルーツ全てが100%ルワンダ産ではないため、買い取り価格変動や輸入関税がプラスされ店頭調べではジュースは価格がやや競合より高いのでここを均一化する、または売れるフレーバーに絞る、などが必要。

★そもそものロングライフって?
上述のように、ルワンダ人は所得が少なくなかぬか消費回転が良くない。そのためフレッシュよりも保存期間を良くするためにほとんどが加工される。フレッシュミルクの場合は3日、ikivugutoと呼ばれる発酵させたミルクは7日、ロングライフの場合9ヶ月、と差は歴然。そのため企業としては無駄を減らすことを念頭にロングライフに全てシフトしている。今度工場行こうと思う。



ルワンダビールみたいなまとめが、web情報があまりに無さすぎてできませんでした。だってホームページすらこんな感じ。

ほぼほぼ製品写真もなければギャラリーも何もない。あるのは広告風に切り取られたセンターの写真のみ。作ることが目的?見る人のことを全く考えていない。ルワンダではよくあるパターンです。




ルワンダ資本だからかもしれませんが、やはりannual reportなども何も公になってません。投資家もルワンダ内だから何も出さずに閉まっている。こういうところに、内弁慶というか、ルワンダ政府の情報操作感があります。もっとオープンにすればルワンダへの投資も増えるだろうに。

ということで、途上国にはresourceが無いということをまざまざと感じた水曜の昼。


2015年4月21日火曜日

【見方の違い】一杯に込められた愛

1週間の長い研修生活がようやく終わり、やっと任地フイエに戻って来ました。フゥ〜、1週間家を空けたら家の中がダニだらけ、そのだひろです。

最近スタバが飲みたいですが家でミルを片手にフィルター使ってドリップコーヒーまたはフレンチプレスにハマってます、そのだひろです。

スタバのカフェはないけど、こんなオシャレなカフェならあるんだよルワンダ。頑張れルワンダ。頑張れそのだひろ。




さて、途上国では先進国にはない文化が色々とあることをご紹介して来ましたが、日本では珍しいものの一つを何回も体験して来ました。


〈途上国あるある〉
社長へ飛び込み電話営業


アポ取れよ!って話なのは目に見えているんですが、なんか時間空いたなとか、そういえば行ってみたいところあったなとか、そんなノリで電話してもルワンダでは歓迎されます。

日本に帰った時の自分が怖いです。

でもカウンターパートと話してここの起業家に会いたいって話をすると、「じゃぁ電話しなさい」ってすぐ電話番号をくれます。ここにはプライバシー等あまり関係ないのかもしれません。


いざ電話をすると、
「ハロー?」
「あ、日本人のボランティアで事業を見学したいんですが」
「おー、いいぜーいつ来る?今日の3時からなら空いてるよ」
「あ、今日の3時はダメなのですが、5時からはどうですか?」
「あー、問題ないよ!じゃぁまた場所で困ったら電話して!」
「はーい、分かりましたー」


てな感じでアポが取れます。そして、本当に丁寧に色々なことを教えてくれます。もちろん、生産の現場から加工して最終製品になるまで、そして販売の細かなところまで聞いたら何でも包み隠さずです。

皆さんもぜひ日本の飛び込み営業で疲れた方はルワンダの飛び込み営業の温かさで癒されてみてはどうでしょうか♪( ´▽`)



そんな文化が残るルワンダで、スターバックスプレゼンツの1泊2日コーヒー研修に隊員6名で参加してきました。(もちろんアポは取ってから行きましたよ)
スタバが隊員6名のためだけに時間を割いてくれました。



え?スタバは無いのに何でスタバ研修受けてんのって?



そんな方にはこちらhttp://www.businesswire.com/news/home/20071130005777/ja/#.VTVT1qZXfCQ


要はCSRの一環で、消費する側のスターバックスが環境や支援を考えたコーヒー生産を進めていこうという取り組みです。
スターバックスHPのファーマーサポートセンターに当たる施設です。
http://www.starbucks.co.jp/csr/ethicalsourcing/sustainable_model.html


要はそれだけルワンダのスペシャルコーヒーは注目されているということ。アフリカでは他にはエチオピアやブルンジくらいにしか無いのです。


繰り返しになりますが、カフェは無いんです。だけど、美味しさを追求することと生産者の持続的生産向上を目的に作られてスタバがルワンダに存在してるんです。

1泊2日の研修内容は以下の通り:
〈1日目〉メインで座学
・スターバックスのCSR取り組みについて
・スターバックスの実践する持続的生産プログラム『コーヒー・アンド・エクイティ・プラクティス』について
・カッピング(ルワンダ各地の豆のテイスティング)
〈2日目〉メインで現場視察
・首都から1時間半くらい離れたカレンゲというファームへ
・土壌作りから収穫までの工程を体験

1日目について
座学の資料は出せませんが、ほぼ肥料作りから収穫までのコーヒー農業技官、美味いコーヒーの作り方の全てが詰まった感動のレクチャーでした。

また、カッパーと呼ばれるコーヒーをテイスティングするプロの方にも講義頂きました。今はまさに収穫開始の時期で、色んな産地の豆を1日に200種類×5杯の1000杯をカッピングするらしいです。

そのカッピングによって味を評価し、農家にフィードバックする。または味によってどこの消費者に好ましいかをアドバイスすることがこの目的なのだそう。
その舌の肥え方はハンパではありません。みんなでたくさん練習してみました。
4種類×5杯(一つの種類に5杯味見するのはカップによる味のバラツキまでチェックするため)をカッピングしました。

我々の隊員の中にはコーヒー隊員もいるので彼らには慣れ親しんだ風景のようですが、カッピングの際には、
1、スプーンでひとすくい(大さじいっぱーいっ)
2、匂いを嗅ぐ(ソムリエっ!)
3、ズズズッ!と吸う(激しいっ!)
4、色んな舌の部位で転がす(おしゃれっ!)
5、遊ばせる(てへぺろっ)
6、飲み込まずに、ペッて吐き出す(刺激的っ!)
をひたすらどんどん繰り返して味をチェックします。それだけで、どこでどんな風に育てられたかだいたい分かるらしい。キューグレードというカッピングの資格まであるんです。

2日目について
1日目の座学で身につけた知識をどう具現化してるのか、カラダで覚える研修でした。
車で凸凹道をひたすら1時間半かけて進んでいくと、とっても大きなコーヒー農園に出会えました。
工程語ると1日かかるので写真のみで皆さん推察してください。皆さんもルワンダコーヒーを見かけたら、こんな背景があって一杯が作られるんだって感じてみてほしいです。決して一杯400円のコーヒーは高くないんです。それを作るまでには、たくさんの工程、たくさんの時間、たくさんの人、たくさんの手間が凝縮されてるんです。

苗の作り方・化学肥料の蒔き方・日除け木の植樹・何年もかける木の手入れ・害虫対策・収穫・種取り・ウォッシング・ソーティング・ドライング・皮の再利用・ロースティング・ミル・カッピング等々です。なんか、フェアトレードを声高に啓発している人々の気持ちが少しかもしれませんが理解できた瞬間でした。


あまりに熱くなりすぎて長々と吐き出してしまいました。今コーヒー飲んでます。コーヒーは吐き出してませんよ。

ちょっと冷えてんな。書く前から淹れてて2時間くらい経ったからかな。コーヒーは淹れたてが1番だそうです。僕もそう思います。疲れたからもうカップを置きます。




〈本日言いたいこと〉
諦めたらそこで試合終了ですよ。



2015年4月12日日曜日

【ルワンダの歴史】繰り返さないために


※今日の投稿は気分を害する画像が含まれています。注意してください。



アフリカのルワンダからこんばんは。

最近手洗い洗濯に慣れてきたのか、桶を使いながらの洗濯もだいぶサマになってきて腕力が付いてきたような気がします。改めて、手洗い洗濯の大変さと、自動洗濯機とは違うすすぎの難しさ等を痛感しています。やはりウルトラアタックNeoのようなすすぎ性抜群の商品は、断水が頻繁に起こるこんな途上国こそニーズがあるのかもしれません。こちらの一般家庭ではなかなかパッと買える値段は無いのが残念ですが・・・そのだひろです。



我々青年海外協力隊は4/7(Tue)~4/14(Tue)までの虐殺追悼週間(←こちらに関しては前回のブログ参照ください)の最中は国内移動禁止措置が出ております。これは過去に虐殺追悼週間中に政権が不安定な時期を利用して爆破テロ等が人の多く集まるバス停や市場を狙って行われているからです。


初めての虐殺追悼週間、初めてのその最中での週末。でもその中でもフイエという街は拡大を続けており、今までは点在していた各社の長距離バス用のバス停が一つに集約して新しく「Huye smart complex bus station」が出来ました。また一つ、フイエの町おこしが進んでいます。




さて、虐殺追悼週間ということもあるので先日行きましたMurambi Genocide Memorial Centreについて今日は伝えたいと思います。




ここはルワンダの南部に位置するNyamagabe郡Murambi。1994年、大統領の暗殺をきっかけに蜂起したフツ族民兵によって80-100万人のツチ族と穏健派フツ族が虐殺されたルワンダ。その中でも特に虐殺の被害がとても多かった地域の一つがここMurambi。写真に映っているのは1994年4月の虐殺時期に約50,000人が避難施設と「偽られて収容され」、フツ族によって皆殺しにされた施設です。

記念館全体は館内と館外の大きく2つに分かれている。

館内はパネル説明がメイン、館外は虐殺により亡くなった方々のミイラ遺体がメインの展示となっています。


館内のパネルはPre-colonial時代のフツ族とツチ族の歴史的分断背景から始まり、虐殺宣言直前の政治的状況、虐殺開始時期の国民心境、虐殺最中の政治的錯乱、国際機関の関わり、虐殺によって亡くなった数知れぬ人の写真、そして現在虐殺の記憶で苦しんでいる人たちのメッセージで締めくくられています。



こちらは虐殺で亡くなった方々の写真。幼い子供からおじいちゃんおばあちゃんまで、ツチ族であることだけを理由に全ての人がターゲットになり殺されました。一番印象に残ったのはフツ族によるツチ族及び穏健派フツ族の虐殺を呼びかけるラジオの際に使われていた言葉:「国を脅かすゴキブリを退治しないといけない」

民族間の妬みや恨みが、人口の約80%のフツ族による約15%のツチ族の抹消をこんな形で引き起こした。フツ族は全ての道路をブロックで封鎖し、通り過ぎる者全ての身分証明書を確認し、ツチ族がいれば皆殺し。それに反対する者は反逆者でありツチ族の仲間だと見なされて殺される。だから誰もがツチ族を殺さないと次は自分が殺される、という究極的な選択に迫られ、人格が変わって人を殺すようになっていった。それはゴキブリ退治に例えられていた。そんなことが全国民が聞いているラジオでまざまざと告げられている。その状況を思い浮かべるだけで血の気が引く想いだ。


そして館外に出ると宿舎のような施設が点々と置かれている。





その中には、衝撃的ではあるが、掘り戻して石灰と柑橘類でミイラ化した数百体の遺体が無惨な姿で並んでいた。








ミイラ化された何百という遺体が何十もの個室の中に置かれている。手を伸ばそうと思えば簡単に触れられる距離にその遺体は置かれている。小さな赤ちゃんの頭蓋骨が陥没して横たわっているもの、そして、その赤ちゃんを腕で包むように支えようとしているお母さんと思われる足が切られたミイラなど、言葉に表せられない光景が目に入ってくる。そうした部屋を一つ一つ入って行く。


彼らは虐殺を免れたいと思って、安全な場所を誘導されてここまで辿り着いた。ただしそれは罠だった。この中に5万人が生活し、一斉に虐殺の標的にされる。持っている武器は石だけ。相手は銃や刃物を持っている。銃で撃たれ、その後石で殴られたのであろう、頭蓋骨が陥没した遺体ばかりが目についた。なんて残酷な形なのか。


そうして惨殺された光景を21年経ってこんな形で展示されている。普通の感情で見続けることは出来ない。目を背けたくなる気持ちがとても強かった。合わせて、ミイラ化された遺体からの石灰の臭いと混じった異様な臭い。でも、僕は目を背けたくなかった。目を背けたら、それで彼らの死を遠ざけてしまう気持ちになったから。彼らが今この形で僕らの前にいるのは、見せることを通して虐殺の悲惨さを伝えるため。そして無言の平和の主張をするため。だから、一人一人の遺体をしっかりと見届けることが自分にできる最低限のことなのかと思った。


見終わって思った。



なぜ彼らは殺されないといけなかったのか。




人を殺す理由なんてどこにもないんだ。




今のこの平和があるのは、そこに最後まで抵抗した彼らのような人たち100万の死があったからだと思う。だから僕らは今日も生きている。



当たり前に毎日を送ることはとても簡単。でもそれをどの角度でどのメガネを使って見るかによって価値は全く変わってくる。


小さな幸せにより感謝し、自分の近くにいる人の幸せを作って行く。少しでも平和という和を広げられるようにしたい。それがその人たちのために自分がしなきゃいけないことなんだと強く思った。


そんな想いが込み上げてくる訪問だった。なかなかすぐに来れるところでは無いルワンダで、とても大きな気づきを与えてくれた記念館の感想でした。




2015年4月10日金曜日

【簡易分析】ルワンダビール市場

今週は前述の通り虐殺追悼週間のため、どこも営業は午後2時まで。
色々なセレモニーが行われているが、ムズング(外国人)は蚊帳の外。まぁ仕方ない。
アフリカは国にもよるが、仕事以外だと常に飲んでいる人が多い。

「なぜか?」

それはエンターテインメント性がなかなか進化していないから。
当たり前だけど、贅沢産業はなかなか育たないのです。

ということで家で仕事をやろうとして、ふとビールをスーパーで買い溜めしとかないと!と思ってスーパーへ。そして気がついたら


「あれれ?」


あまりにボトルの色が綺麗すぎて昼からビールを並べてしまった。どうだろう、この鮮やかなパッケージ達は。これなんて本当に凄いぞビールのパッケージとして考えたときに。




冷蔵庫は綺麗にストック状態になっています。そこで、ふと疑問が。


「ビールの種類多くないか?」


「『BREWED IN  RWANDA』って書いてある!でも、あんま見たことないな工場…」


日本ならば、アサヒ・サントリー・キリン・サッポロ等の大手メーカーが凌ぎを削っているわけだが、果たしてルワンダのビール産業ってどうなってんの?


そんな疑問を持ったので調べてしまいました。


(暇かというツッコミは有り難く頂戴しますw)

(あ、諸先輩方の、全然分析テキトーすぎんだろというコメントも有り難く頂戴しますwだってソースが全く無いんだもん、ここアフリカは;;)





価格はルワンダフランで店頭価格調査等含めた推定です。ルワンダではメーカーが卸売価格や小売価格を全て設定しており、小売内で販売価格がバラつくことがないようです。(広告の中にも大々的に値段を記している!)もちろん、バー等に行ったら値段はサービス料が乗っかって取られる訳ですが。

【市場】新製品投入も盛んで市場拡大中!

1.2ヘクトリットル/年が消費され、年に3〜4%の市場拡大が行われているルワンダ市場は3メーカーの寡占状態。多くのブランドが乱立しているが、ヒーローアイテムを各社中心にしてニッチ市場を狙いにプロダクトライン拡張を行っている。BralirwaはPrimusとMutzig、SkolはSkol、EABLはルワンダではGuiness中心。ライン拡張で典型的なのは2015年発売の「Legend」。Bralirwaが今までは一緒に売っていたGuinessのライセンスを外されたのをきっかけにGuiness対抗として発売。プレミアム黒ビール市場に参入した。


  
【プレーヤー】一人勝ち!

#1シェア80%:Bralirwa(ハイネケン傘下、オランダ資本、本社Gisenyi)
#2シェア15%:Skol Breweries(ベルギー資本、本社Kigali)
#3シェア 5%:East African Breweries Limited(ケニア資本、本社Nairobi)

【トレンド】新規市場の拡大と品質志向の底上げが見込まれる!

ルワンダでは黒ビール市場は小さかったが、Legend発売後に中間所得層が黒ビールセグメントに流入した。今までMutzigやSkol等の中価格ビール層が流れたと同時に少なかった黒ビール消費者の大半がLegend購入に動いたと見られる。店頭販促やビルボード広告、テイスティングイベントを国内で幅広く行って顧客のスイッチ促進に躍進した。

またラガー市場では、圧倒的なボリュームを誇る低価格層がいまだに健在。(Primusがブランドとしては#1である。個人的には全然薄くて不味い。)ただ、ルワンダの所得向上とともにどんどん本格派志向が強まる傾向がある。例としては中間所得層の役所関係者が飲むのは常にRwf500以上になってきていることがある。


【】・・・


飽きたので以上です。


個人的にはベルギー資本でルワンダ経営のSkolにもうちょっとパッケージングやマーケティングのセンスが加わるともっと売れそうな味なんですが。あと、差別点としてはアフリカでは珍しい砂糖不使用の健康志向飲料だということなので、もう少し市場がプレミアムに動いた時にはまだアピールしていない点なので狙えるツボのような気がします。だって、もっぱら我々隊員は飲みに行くと「スコールの人ぉー??」と聞くんですもん。「生の人ぉー?」と同じ勢いです。健康志向×金銭的余裕のあるムズング(外国人)ですからそうなるわけです。




ということで、僕は今日Legendを飲みます。
えぇえぇー、だってトレンディーですから。





2015年4月8日水曜日

【知ってほしい】ルワンダ虐殺追悼週間

いつもと違って真面目に書きます。でも読んでほしい。そこには歴史があり、現実があり、学ぶことばかりだから。

今日4/7は「21年前にルワンダ大虐殺が開始された日」。

※ルワンダ大虐殺についてはコチラをご参照ください。
wiki:http://ja.m.wikipedia.org/wiki/ルワンダ虐殺
naver:http://matome.naver.jp/m/odai/2139709300300186401

今日4/7は学校や役所などの公的機関、飲食店、市場を含めた全ての施設が休みになりました。そして明日から1週間は全ての施設が午後が休みになります。ほとんど全ての機能がストップする期間です。
普段はごった返してる道がガランとして誰もいない。ほぼ全ての人がそれぞれの地域の犠牲者に祈りを捧げる追悼イベントに参加し、生存者同士での対話が行われる。国民全体が同じ過ちを2度と繰り返さないように、21年続いている。
「21年前にツチ族に対して行われた大虐殺を忘れないために」と書いてあります。こう書かれた施設がたくさんあって、たくさんの人が話をしていました。1週間丸々国としての機能を捨ててまでも、追悼期間にして過去を偲び、未来を考える。とても意義のあることだと思った。


ルワンダ人から見れば、僕のようなムズング(外国人)として、21年前のこの出来事をジブンごと化するのはなかなか難しいと思うと思う。

ただ、21年前は自分ももう生まれている。運命が少し違ってたら、自分も同じ境遇にいたかもしれない。

「私には親しい友達が近所にいた。昨日まで一緒に遊んでいたその友達が、ナタを持って私の妹を殺し、次に私を殺そうとした。私が傷つけられ動けなくなったのを確認した後、彼は家を出て行った。」

キガリの虐殺記念館にはこんな当時子供だった人の記述があった。

また、ホームステイをしていた時の同期隊員の話。ホームステイ先に雇われていた家政婦はだいたい27〜28歳くらい。大虐殺を経験した。目の前で父親の首が切られ、目の前で母親が頭をかち割られ殺されるのを見たと言う。身寄りが無くなってどうしようもなくなったから今、親戚のところで家政婦をしている。でも毎日を必死に、辛いだろうけどしっかりと今を生きている。

日本にいたらこんなことが、こんなに近くの世代に、こんなに残酷なこととして現実に起こっているなんて信じられない。自分もルワンダに来てみないと全く分からなかった。

今、普通に一緒に働いている人たちはこの大虐殺をまさに経験している。人口の1/10に当たる100万人が3ヶ月で殺された。親しい友人ですら信じられなくなる状態は、想像を超えている。改めて、ついこの前のことであるこの出来事から、こんなに早く立ち直っているこの国の強さを感じた。

ジブンごと化は正直に言ってできない。でも、少しでも多くの人にこのことを伝えたい。そしてそこから頑張って『生きている』この国の人たちのことを知ってほしい。そう思って書きました。

表現が強いものもあったけど、これがこの国で起こった現実。それをどう捉えてどう自分の人生に取り入れるか。今日を機会にとっても考えさせられた。


ルワンダ人の笑顔は、たくさんの辛い体験を背負った末に出る、生きる喜びなんだなと思う。