今回は【サファリ2日目:セレンゲティ国立公園】をご紹介。
神々しい景色と、遠くに見えるクレーターの裾が早朝からテンションを上げてくれる。
パンケーキやソーセージ、オムレツなど栄養も考えられた朝ごはん。タンザニアの同期隊員みずえさんが持って来てくれたキリマンジャロコーヒーとともに至福の時。なんて準備のいいことか。
ん?木の上になんかいるらしいぞ!と近づいていくと、なんと木登りライオンではないですか!
これまた珍しい、池から出て歩いてるカバに遭遇。地上に出ると目に入るものすべてを敵視して鼻息荒く向かってくるので一同警戒。
そして感動してばっかりしていたらあっという間に夕方になり、キャンプサイトに戻りました。ここは本当にセレンゲティ国立公園のど真ん中のキャンプサイト。仕切るものも何もないため動物がウヨウヨしてる予感…
もう盛り沢山すぎて幸せ。野菜いっぱい、カロリーいっぱいです。夜も更けていき、お酒の入ったクーラーボックスをテント横に置いて寝るのでした…
と思いきや、昨晩のナイトサファリのワクワクすした体験から我々男性人はセレンゲティでもナイトサファリ決行。夜の3時に起き出して、今回は女性陣も起こしてヘッドライト片手にまずは夜の星空を拝見。
「天の川まで全てくっきりだ…」
「こんなに星が見えるのは初めて…」
そんな声が上がってきました。ルワンダも綺麗に見えますが、やはりサファリの中の星空はひときわ強く輝いていました!
そして、お目当ての動物達をテント周辺で散策。前日はヘッドライトを当てるとキラキラ不気味に目だけを光らせる動物達も、その夜は残念ながらお目にかかれず。少しお手洗い周辺も見て回るも見つからず、ここでお開き。
「ライオンとハイエナが出るぞ!早く戻ってこい!」
結構強く言われたので、急ぎ足で戻る。そんなに危険なところにいるのかと。
そして、事件は起きた。
テント横に置いておいたクーラーボックスが紛失した。誰だ、こんなことしたのは。ということでガイドに、誰かにクーラーボックスが盗まれたと話すと、
「ハイエナだな。彼らが取っていったんだろう」
んな馬鹿なことを。あんなに大きいし固くて重いものをどうやって持って行くのさ。これは周りの人たちがお酒欲しさに盗んだんだろう。一同そう思っていた。漫画じゃないんだからさ。
すると、ひと声。
「クーラーボックスがあったぞ!」
テントから約50m離れた場所でクーラーボックスが衝撃的な形で見つかった。
中を見てみると、ポテトチップスやジュース、コーヒーまで全て食い荒らされていた。。なんと言う…
「そういえば昨夜は40頭くらいハイエナがいたな」
……えぇーー!!!
てことはテント布挟んで約10cmの至近距離で我々のテントはハイエナの大群に囲まれていたということである。
「ポテトチップスやジュースの臭いを嗅ぎつけて、ボックスを引きづり持って行き、離れたココで遠慮なく食べ尽くしたんだろう」
…ボックスで密閉されてたのに⁇
…運んでから漁ったの⁇
野生動物の脅威を完全に舐めていたと思い知らされた瞬間である。これでもしテントの中にもっと臭いのするものを置いていたら、テントはいとも簡単に破られて我々も襲われていただろう。。
…呑気にナイトサファリなんて。。
自然の怖さは、一歩間違えたら死ぬのかということを痛感した瞬間であった。
【注意点】
①むやみに出歩かない
→野生動物は当たり前ですが危険だという意識が必要でした。
②食べ物はテントに持ち込まない
→食べられてしまいます。必ずガードが付いているキッチンや建物の中に入れておきましょう。
③小さな水筒あると便利
→もちろん水は貰えますが、寒い時には温かいものを入れられる水筒があったりすると道中も良いなと感じました。
④飲み物は持参して
→③に関連して。水しか出ないのでアルコールなどは持参してサファリで楽しめるようにするのが良いなと思う。
ということで、次に続く。
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