ということで、長らくタンザニアでコーヒーと観光の勉強をしてきましたので少しずつレポートしていきます。
【任国外旅行】
まず、協力隊には任国外に行ける日数として20日間の時間が与えられています。また行ける国がそれぞれの国で限られています。
ルワンダの例)
行ける国:タンザニア・エチオピア・ケニア・モロッコ・ニジェール・ブリキナファソ・フランス・モロッコ・ベルギー
でもフランスやベルギーなんていつでも行けるので、せっかくなら任地に活かせる体験ができるところに、ということで今回はコーヒーブランドで日本ではお馴染みタンザニアはキリマンジャロへ行ってきました。
そしてスーパーへ行くと…
こんなものが!とっても種類が豊富でパッケージも綺麗。さすがキリマンジャロと言ったところ。
国が運営するオシャレカフェでの写真。みんなの活動も見せてもらって本当刺激を貰えました。ずっとアテンドしてもらってとても幸せな時間を過ごせました。
さて、キリマンジャロコーヒーとはどんなものだったのかを今回はご紹介。
緑が強くて、元気そうです。
・品種:アラビカティピカとケント
・収量:4コンテナ(生豆約80t)
・標高:1420m
・収穫期:6〜8月
・販売先:ドイツ・日本など
ここはオーガニック栽培をしており、レインフォレストという森林に優しい栽培にも力を入れている優良農園!
【気づいたこと】
①品種が違うため実の付け方・大きさが全然違う
②プランテーションの規模が圧倒的に大きい
③コーヒーツリーのメンテナンスがとても行き届いていた
④ソーティング(豆の選別)は少し甘い
⑤国内販売も始めており、ブランディングが明確であった
⑥ラボも併設されており、見たことのないカッピングキットがあった
【ルワンダと比較して】
①ツリーのメンテナンスは負けている→他国例として見せて改善促進
②品種が幾つかあった→ルワンダは1品種のみ。導入はバリエーションとリスクヘッジのために必須
③ルワンダの強みは几帳面さ→ソーティングは圧倒的にルワンダの質が高いと認識。
④ブランディングされた成熟市場のタンザニア→ルワンダは成長過程のため、ブランディングがうまくいけば渡り合える。
⑤コモディティコーヒーが多い→60%はコモディティになるとの話。ルワンダは25%程しかコモディティは生産されないはずなので、単価が高く取れて効率的。ここも強みとなる。
とまぁ、タンザニアの素敵なコーヒーと自分の任地のコーヒーを飲み比べながら少しまとめてみた。両者ともメリットとデメリットを抱えるのは共通。でも、客観的に見ても、ルワンダコーヒーのポテンシャルは俄然高いなと再認識した良い機会になった。
オマケですが毎月日本のコーヒー関係者の方に発信してる資料です。ルワンダ農家さんは頑張ってるんです。
次回は観光という視点でサファリについてまとめます。
0 件のコメント:
コメントを投稿