いやはや、ルワンダからおはようございます。先月のKigali Arts Festivalから走り続けてきてようやくひと息ついています。フイエはのーんびりしてて好きです。※だからか今日は長めのブログです。ご注意ください。
城みたいにカッコよく見えますが、いまだ建設途中の道の駅からの眺め。結構爽快ですな(^^)
そう、そのフェスの反省会を行なって、これをどう店に活かすか?次はどうする?ということを一生懸命考えてもらっています。
①キガリで常時体験コーナー開始
※今回で分かったことだが、エンタメが全くないルワンダでは安くて需要は結構ある。逆に言うと、これくらいしか売りにできない程観光資源が薄い。
②ギフト受注サービス開始
※今回を機に先輩隊員まゆゆから発注を受けたことがキッカケ。普通にあると思ってたけど、ネーム入りとか全然サービスとして提供されてないんだね。ルワンダには取っ替え引っ替え外国人が出入りするので需要はあるか。
③幼児教育サービス開始
などなど。もっともっとたくさんアイデアを出してもらいたいのですが。まだこれからたくさん検討が必要かもですが。でも、【やりっぱなしにしない】でしっかり先を見据えることは、こういうイベントにはとても大切なことだと、彼らにも理解されることを祈ります☆
さて、このブログにもたくさんのことを書いてきました。よく言われるのは、「たくさん色々やっててるけどどれも中途半端にならないように」。そう、それがまさに今の課題です。目標を決めてやってるけど、予想もつかない新しいことがどんどん起きるのが途上国。でもブレない軸を持つこと。今後の一年でしっかりせねば。
ということで、本日のトピックは【大学で授業をしてきたこと】です。昨年から変わらない学生のチカラを活用した街づくりに関連したものです。
「なんでおまえが?おこがましい!」などと言われることは分かりきってますので受け付けません笑。ここは途上国なので何でもできるんです。
〈背景〉
フイエには唯一の国立大学があります。昨年から、産学協同という形でこの頭の良い大学生達を活かせないかと考えていました。7月にはインターン生を雇い、観光マガジン発行を狙いました。
・こちらのニーズ:大学コミュニティーと企業を繋ぎ、新しいモノを持続的に生み出す社会の実現
・大学生のニーズ:理論はたくさん持ってるが社会への応用ができず教えて欲しい
このニーズの合致により、昨年からの念願の学生を活用したプロジェクトと言える程でもない計画が実行されました。
いやー、マーケティングを教えるって、【自分の経験があまりない】のに、日本でなら本当調子乗ってるとしか思えないですが笑。それは途上国でマーケティングなんか習ったこともない学生ばかりということでご勘弁ください。まさか、5年前には、『自分が海外の学生に国立大学でマーケティングの講義をする』なんて考えもしなかったですね。人生面白いもんだ♪( ´▽`)
〈メインの目的〉
上記述べた持続的な新しい価値観でのモノ・サービスの創生がひとつ、そしてもうひとつは本当にルワンダにきてから【なんでこうなるんだ〜っ!】って思い続けてることを変えたい強い意思がありました。
・ルワンダのレストランは平気で注文後1時間以上客を待たせるのが当たり前
・会計くださいと言ってから30分は領収書が来ないのは当たり前
・概してウェイターやウェイトレスのやる気が低い
・製品は作れば売れるでしょ、と言う考え方で宣伝することが無い
・店に入っても客を知らんぷりして携帯いじり続ける店員
日本では到底考えられない事態ですね。だからルワンダの外人は皆、比較的サービスが早くて良い、いわゆる【外国人御用達レストラン・ショップ・サロン】にばかり行きます。これでは地元産業は知らないうちに廃れて行くだけです。格差が広がり、地元民が集まる場所はずーっとそのまま。それも良いですが、成長するにはターゲットの拡大も必要になる。
そうした、【消費者視点】(←前職では当たり前のように使われていた言葉)を植えつけたいなって思ったわけです。
〈中身〉
彼らは傾向として【答えばかり求めてきます】ので、なるべく楽しく考えさせて、彼らから答えがどんどん出てくるやり方を考えています。また、【孤独作業が好き】な傾向もあります。会社に入ってチームで働くことの難しさを知ってもらう意味でも、普段の授業とは違うことがしたいなって思いました。
ということで最後には【フイエ観光のチームプレゼンテーション】
さて、どこまで付いてこれるのか。いや、簡単で面白いと思わせられるか、勝負‼︎‼︎
〈実践〉
まず、「マーケティングって何ですか?」という鉄板の幕開けから。売ること、宣伝、販路拡大、などなど。難しい言葉を並べてくる学生たち。ふむふむ。
じゃぁ、コーラのマーケティングってどうしてるんだろね?と投げ掛けてみる。
やっぱり売り手は【製品のことばかり】で【顧客ニーズを探る】ことがなかった。しめしめ(^^)
色々な言われ方がある中で、マーケティングは【顧客満足を最大化させるための全ての活動】だと敢えて話しました。僕もよく分からないので笑。彼らに大切なところだけ。
自分ごと化してくると、頭いい人たちなのですぐに色んな発想で理由をたくさん考えてくれました。
そんなこんなで1回目は【何でもマーケティング(特に顧客視点)が考えられている】、【身近なブランドのマーケティングってどんなか考えてみる】ということだけ伝えました。
〈結論〉
自分がたくさん勉強しないといけない!笑。教えるのはとても難しい!でも反応はとてもポジティブだったので、とりあえずマーケティングが難しい理論ではなく、身近な楽しみに溢れたものだと思ってもらえたかなーとだけ満足しています。
ぜひ、最後の学生たちの考える【町興しプラン】を郡庁や教授達にも聞いてもらえるように、そのレベルに仕上げられるように、知識の応用を、楽しく伝えられればと気が気でないけど頑張ります!!
良かったらルワンダにいる人たちも聴きに来てください(*^◯^*)彼らのプレゼン能力の助けにもなります!
この20人が今後自分のビジネスプランを意思を持って、確信を持って立ち上げられるように、ガムシャラにひたむきに協力していきたいと思います。
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