今月は10/31に全国民対象で行われ、大統領も参加していました。
http://www.newtimes.co.rw/section/article/2015-11-01/194003/
虐殺の惨憺たる状況から、みんなでひとつの目的を持って勤しむものを作り、互いに協働し合い、復興する道標とする意味が込められている。
世界でもとても稀な行事ですが、そう言われるとこの国は一歩一歩進もうとしているんだなと感じます。
そんな復興に向かうルワンダも2017年が選挙の年。現大統領は2期を満了し、憲法で定める3期目の禁止を前に、3期目を合法化しようとしています。議会はつい最近、合法化を支持したようです。
現大統領がうまく虐殺からの立て直しを主導したため、国民からの支持も圧倒的です。でも、憲法は中央勢力による権力独占を防ぐため、これ以上の現体制保持を禁止しています。
どうなることか、再来年はもう帰国の可能性が高いですが心配です。誤ったことが起きれば、また歴史を繰り返す危険性もゼロとは言えません。
どちらにしろルワンダの平和を願うばかりです。
さて、久しぶりに仕事の話をば。モリモリてんこ盛りの２つを紹介します。
★首都での長いコーヒープロジェクトに区切りがつきました★
まだしっかりプランが煮詰まってはないので詳細はまた公式に情報出されるタイミングでご報告します。
うわ〜、これでフイエにもたくさんのコーヒーバイヤーが来たら最高のプロモーションだ♪( ´▽｀)本当に良かったぞよ。
いや〜、思えば８月過ぎからずーっと輸出市場拡大を念頭に準備してきて、日本訪問、フィードバック、何回もの打ち合わせを重ねてきました。本当良かった。３ヶ月の実りが集約されました。
【背景】
①輸出市場拡大のパイプが少ない
②来年は今まであった外部プロモーション支援が無くなる
③自国マーケティングスキルが足りず実践が必要
④農家の顔が見える情報ニーズの増加
【検討事項】
①農家への利益還元
②コーヒーの質の向上に繋がる仕組みづくり
③持続可能な政府マネジメント
【感想】
本気を見た気がした。
色々とここ１ヶ月打ち合わせを続けている中で、ルワンダ政府の態度が変わっていくのが分かった。
そこに市場はある。
そして道は開かれている。
今までは我々が問題提起→解決策の提案をしていたが、今回は問題提起までで、彼らから解決策の提案を受けた。
「こっちで色々考えてみたアイデアがあるから聞いてくれ。その後に君たちの意見を聞かせてくれ。まず、こうしたらどうか。そして、ああして…」
本気感が、前のめり感がそこにあった。とても伝わってきた。少し唐突すぎてワクワクしてしまった。
この国は、こと途上国では、政府の役割は統率することであり、新しいチャレンジに頭が向くことはとても珍しい。まして、自分で考えて新しいことを考えるなんてほとんど無かった。
これは大きな一歩であり、もうここからは彼らの考えを遠くからサポートすることに専念したい。そして、彼らがこれからどんな詳細プランで顧客獲得を行なっていくのか、楽しみに待ちたい。
★道の駅、もう間もなく完成★
ちょっとまだ汚いですが、あと完成まで２ヶ月はかからない、とのこと。
【背景】
前任の大和田さんが全て導いてくださいました。
①地域活性のためにローカルプロダクトの拠点を作る
②農家のトレーニングによる付加価値創出が必要
③観光業というルワンダには浸透してない産業の発展
【検討事項】
ここがミッションですがなかなか進まない。うーん。
①魅力的なプロダクツの選択と開発
②持続的なプログラム作り
③差別化された観光プロモーション
【トピック】
サッカーのアフリカ選手権が来年１月にルワンダホストで開催される！！
人がめちゃめちゃ入ってくるようです！！フイエもスタジアムがあるので試合が行われます。
それに間に合わせて全てをオーガナイズする。組合から商品からウェブからマップから広告などなどまで。カウンターパートは大忙し？なはずもこの前も昼からサッカーの試合を見に行きました笑。平日に。偵察かなー。
んなわけねーな。でも彼も本気になって来週から打ち合わせの嵐を巻き起こす模様。このチャンス、逃すわけにはいかないもんね！
カウンターパートと二人三脚で頑張りますよ。なので来年ルワンダ来る方はお楽しみに！
以上、なんかルワンダ人の本気がここに来てガッと感じられる仕事場面になってきてウキウキしてるそのだひろより。
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