この第2章は主に
①現地法人の働き方
②ルワンダコーヒーの実務
③就職してみて分かる本音
を現地法人で就職しているからこその強みとしてお届けします。
※写真は就職先の従業員達と。
現在はブフコーヒーという日本にもコーヒーを卸している会社にて働いています。
【会社名】BUFCOFFEE LTD
【産業】 コーヒー
【従業員】47名(全員ルワンダ人)
【取引】 12コンテナ以上(2016年)
【主な事業】
①コーヒーウォッシングステーション(Coffee Washing Station)をルワンダ南部に3つ経営、西部に1つ提携をしている。
②ドライミルと呼ばれる、CWSから輸出向けに加工される段階の加工場を2017年より本格稼働させる。
③ルワンダにおけるカフェ事業を提携企業と実施している。NEO CAFEと呼ばれ、首都キガリに3店舗構える。
そこで何をしているかというと、下記のような仕事をしています。
A)マーケティングマネジメント
※写真は農家を集約化してトレーサビリティを向上させるための農家配布用ブックレット
今までの経験を活かして、売上に繋がる情報整理や広告宣伝を実施する。
B)人事マネジメント
※写真は社員研修で実施したトレーニングの様子。上の右が社長。
ルワンダでは、なかなか人材が固定化しないために会社の経営が不安定になることもしばしば。その課題を解消するため、従業員がキャリアアップしながらモチベーションをアップしつつ働きやすい環境を整える、という役割を課されている。
C)コストマネジメント(特にCWSにおける)
※写真は今年から始める加工場のリハビリ前の事前チェックの様子。
ルワンダでは、お金をプランニングしながらきっちり管理するのに難があります。それはシステムが整っていなかったり、管理者がいなかったりするためです。そこで、データ収集を簡易化して集約化することで、どこでどのようにコストが発生するか、適正価格で取引が行なわれているかをチェックします。全然素人なので1番ここが難しい。
※写真は就職先の従業員達と。
現在はブフコーヒーという日本にもコーヒーを卸している会社にて働いています。
【会社名】BUFCOFFEE LTD
【産業】 コーヒー
【従業員】47名(全員ルワンダ人)
【取引】 12コンテナ以上(2016年)
【主な事業】
①コーヒーウォッシングステーション(Coffee Washing Station)をルワンダ南部に3つ経営、西部に1つ提携をしている。
②ドライミルと呼ばれる、CWSから輸出向けに加工される段階の加工場を2017年より本格稼働させる。
③ルワンダにおけるカフェ事業を提携企業と実施している。NEO CAFEと呼ばれ、首都キガリに3店舗構える。
そこで何をしているかというと、下記のような仕事をしています。
A)マーケティングマネジメント
※写真は農家を集約化してトレーサビリティを向上させるための農家配布用ブックレット
今までの経験を活かして、売上に繋がる情報整理や広告宣伝を実施する。
B)人事マネジメント
※写真は社員研修で実施したトレーニングの様子。上の右が社長。
ルワンダでは、なかなか人材が固定化しないために会社の経営が不安定になることもしばしば。その課題を解消するため、従業員がキャリアアップしながらモチベーションをアップしつつ働きやすい環境を整える、という役割を課されている。
C)コストマネジメント(特にCWSにおける)
※写真は今年から始める加工場のリハビリ前の事前チェックの様子。
ルワンダでは、お金をプランニングしながらきっちり管理するのに難があります。それはシステムが整っていなかったり、管理者がいなかったりするためです。そこで、データ収集を簡易化して集約化することで、どこでどのようにコストが発生するか、適正価格で取引が行なわれているかをチェックします。全然素人なので1番ここが難しい。
そんなこんなで、ボランティア時代とはまた違った役割、そして見えていなかった内側がたくさん見れて感心する日々を過ごしています。
1番感動したのは【首都キガリと地方都市フイエの仕事量の格差】です。
キガリの人間はやはり仕事量が多く、海外の人とのやり取りも多くなるため、英語も堪能でかつ仕事ができる若い人材が数多く引き詰め合っています。キガリでは残業は当たり前、時間きっかりも当たり前、仕事はエクセルなど駆使しながら、プレゼンもどんどんやる。これには本当に驚かされました。今まで「アフリカンタイム」とか毎日のように言ってましたが、ここキガリでは全く感じません。他方、フイエは依然としてのんびりなスタイルが基本なのかなと思うと、教育や経済もそうですが、人材にも大きな差があると痛感してしまいます。
さて、最近は社内研修を行なったり、人事評価システムの作成をしたり、はたまたCWSに何度も行ってコスト分析フォーマット作成を行なったり、農家に訪問して農家情報の収集方法を検討したり、トレーニングを実施して品質改善プログラムを行なったり、約2ヶ月の間に色々なことを経験させてもらっています。
1番感動したのは【首都キガリと地方都市フイエの仕事量の格差】です。
キガリの人間はやはり仕事量が多く、海外の人とのやり取りも多くなるため、英語も堪能でかつ仕事ができる若い人材が数多く引き詰め合っています。キガリでは残業は当たり前、時間きっかりも当たり前、仕事はエクセルなど駆使しながら、プレゼンもどんどんやる。これには本当に驚かされました。今まで「アフリカンタイム」とか毎日のように言ってましたが、ここキガリでは全く感じません。他方、フイエは依然としてのんびりなスタイルが基本なのかなと思うと、教育や経済もそうですが、人材にも大きな差があると痛感してしまいます。
さて、最近は社内研修を行なったり、人事評価システムの作成をしたり、はたまたCWSに何度も行ってコスト分析フォーマット作成を行なったり、農家に訪問して農家情報の収集方法を検討したり、トレーニングを実施して品質改善プログラムを行なったり、約2ヶ月の間に色々なことを経験させてもらっています。
そこではコーヒーがまた色んな人を繋げ、育て、広がっていました。ドロップアウトしていたけど学校に行けるようになった子供たち、代々コーヒー農家を継いで平均の3倍も収穫する逞しいお兄さん、そこから生まれたロットをカップする同僚、そしてそれをフィードバックされてまた収穫を臨む農家。皆の自然な笑顔に気持ちがほっこりしながら、夜の10時に家に着きました。
コーヒー農家の人の近くになかなか行けてないけど、行く度に大変な労力に頭が下がる。肥料を木に与える季節だから、と木を1000本抱える農家が言ってました。全て勿論手作業です。日本でも同じだと思いますが、少しやってみるだけですぐへばる自分が情けない。
また、当たり前だけど、仕事の中身がコーヒーに絡む全ての人の生活に直結します。システムを少しいじるだけで全てが変わります。そして、新しいシステムは導入時に大変な苦労を要し、混乱すら生み出します。チャレンジすることがいい事ではない時の方が多いかもしれません。収穫でドタバタする中で、いかに効率よく、シンプルに、サステイナブルに、来年に活かせるデータを積み上げていくか。また違う焦りや葛藤、そしてやり甲斐を感じながら生きております。
この前帰国した時、京都三条のスタバリザーブ(スペシャリティコーヒー扱ってるバージョンのスタバ)でルワンダのコーヒーが置いてあり、お店の人がとても丁寧にルワンダの国のことや生産者のことを説明してくれました。(実は知ってる生産者で行ったこともあるのですが、聞き入ってしまいました)作ってる人のことをこんなに実際行ったことないかも知れないけど語ってくれるのは、作ってる人を見てきた自分から見たらとても嬉しいことで、初めてだったので感動しました。しかもルワンダのとてもポジティブな部分を多く話してくれてまたひとしお。(ルワンダから来ましたってその話の後につい言ってしまったらとても恥ずかしがってました笑。そして、ルワンダ以外の国のコーヒーをわざわざドリップで作っていくつか試飲させて下さり、今度はその国々の生産者の話や加工の話をしてくれました!)
普通のコーヒーの2倍以上するし、高いんですが、こうして生産者と消費者が誰かを媒介にしてつながって、両方共が良い気持ちになれるというのは良いことだなって改めて思いました。それをルワンダにいるスタバの人に伝えたらとっても喜んでました。(ちなみにルワンダにスタバはあるけど農家サポートセンターであり、カフェはありませんが)農家さん達にも、飲まれている写真を見せると、めちゃめちゃ誇らしげな訳です。そりゃそうだ、飲んでる人の顔なんて見る機会も想像したこともない人ばかりな訳ですから。自分のコーヒー飲まれるなんて想像以上に嬉しいだろうな。
こうやって、また日本でもコーヒーは人を繋げて惹き付けてるんだと思うと、世界は狭いなと感じた次第です。皆さんの周りのルワンダのコーヒー、見つけたらぜひ飲んでる姿とパッケージ写真送ってください。可能な限りですが、生産者に見せてあげたいなと思います。